済州行きの韓国の航空機内で女性客室乗務員を盗撮した容疑にかけられている60代の中国人観光客に対し、検察が罰金刑を求刑したことが明らかになった。
16日、韓国・法曹界の報道によると、済州地方裁判所刑事2単独のペ・グミン部長判事によって性暴力処罰法違反(カメラ等利用撮影)の容疑で在宅起訴となった中国人A氏(60代)に対する初公判及び結審公判が開かれたという。
そして検察は、A氏に対し、500万ウォン(約53万円)の罰金と犯行に使用した携帯電話の没収を命じるよう裁判所に要求した。
性暴力処罰法違反(カメラ等利用撮影)容疑は、7年以下の懲役または5000万ウォン(約530万円)以下の罰金に処せられる重罪である。
A氏は昨年9月9日午後1時頃、中国・北京発済州行きの韓国の航空機内で携帯電話を使用し、客室乗務員の体を複数回盗撮した疑いにかけられている。
A氏は、法廷で起訴事実をすべて認め、捜査の際に「綺麗だったので撮影した」という供述をしたことが明らかにされた。
A氏側の弁護人は「A氏は深く反省しており、生まれて初めての海外旅行で浮かれた気分になり、犯行に及んだようだ」と述べ、情状酌量を要求したという。
また、A氏も「好奇心から写真を撮った。韓国の法律に違反するようなことをしてしまったことを、深く反省している。被害者と航空会社に謝罪したい気持ちでいっぱいだ」と述べたと伝えられた。
A氏に対する判決の言い渡しは、今月中に行われる予定である。
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