ネットフリックスの大作『イカゲーム』シーズン3を抑えて話題性1位に躍り出たドラマが注目を集めている。

それはチュ・ヨンウ、チョ・イヒョン主演のtvNドラマ『巫女と彦星』だ。グッドデータコーポレーションのFUNdexが発表した7月第2週(7月7日〜13日)のTV・OTT統合ドラマ話題性調査で1位を獲得。同期間のOTT検索プラットフォームKinolightsの7月第3週統合ランキングでも1位となり、話題性を改めて証明した。
6月23日に初放送された『巫女と彦星』は、死の運命にあるペ・ギョヌ(チュ・ヨンウ)と彼を救おうとする巫堂パク・ソンア(チョ・イヒョン)の大胆な初恋を描き、放送3週間で首位に上り詰める快挙を達成した。

注目すべきは、JTBC『グッドボーイ』(2位)や世界的ヒット作『イカゲーム3』(3位)を抑えての首位という点だ。続いてtvN『瑞草洞<ソチョドン>』(4位)、SBS『私たちの映画』(5位)が後に続いた。
この他、Wavveの新オリジナルドラマ『Sライン』が公開初週で6位を記録。7位から10位まではKBS2『主役の初体験、私が奪っちゃいました』、 『トクスリ5兄弟をお願い!』、ディズニープラス公開予定作『ファイン:田舎者たち』、KBS2『女王の家』がランクインした。
俳優個人の話題性でも好成績を収めた。チョ・イヒョンは前週3位から2位に、チュ・ヨンウは5位から3位に浮上。助演のチュ・ジャヒョンも11位に入り、作品全体の勢いを支えた。
グッドデータのウォン・スンウデータPDは「当初は典型的なロマンス・コメディ・ファンタジーと見られていたが、軽い要素をそぎ落とし、キャストの深い演技が際立ったことで視聴者の反応が急上昇した」と分析した。

物語も視聴者の関心をつかみ続けている。15日放送の第8話では、ソンアとギョヌが悪鬼ボンスを制御する方法を模索する過程が描かれた。
話題になったのは、悪鬼を追い払うため二人が手を取り同じ布団で横になるシーン。ギョヌは「一日でも早くボンスを外さないと。本当にこれが一番の拷問だ。この子、寝癖が危険すぎる」と胸をなで下ろし、視聴者をときめかせた。
第8話の視聴率は首都圏世帯で平均4.4%、最高5.5%。全国世帯では平均4.4%、最高5.1%を記録した(ニールセンコリア有料世帯基準)。

劇中で悪鬼ボンスはギョヌの体を気に入り、ヨムファの計画を無視して挑発的な態度を取る。ヨムファは「体に留まれば消滅する」と脅すが、ボンスも「本主神になれなければ巫女を辞めよ」と逆に迫り対抗した。
さらに危機はメン巫女(イ・ヨンラン)の登場で頂点に。奇襲訪問したメン巫女はソンアとギョヌに「その手を離さないと死ぬ」と警告し、悪鬼を滅する呪文を唱え始め緊張感を高めた。
ギョヌはソンアを避難させた後、携帯の銃声でボンスのトラウマを刺激。ボンスは「人を傷つけない」と誓い、一歩退いた。

ソンアはアーチェリー大会を控えるギョヌのため、一生に一度だけ使える「抑梅法」を発動。ギョヌの体に符を刻み、一日だけボンスを封じ込めた。
しかしヨムファが和合術で悪い気をギョヌに注入。ギョヌは霊耳に続き霊眼まで開き、ソンアとハイタッチしても鬼は消えず、ソンアの羽衣まで見えるようになった。
「ソンア、俺の霊眼が開いた」というギョヌのナレーションで締めくくられ、今後の展開への期待が高まった。
一方、ソンア、ギョヌ、ジホ(チャ・ガンユン)の友情にも変化が。ジホはついにソンアへ思いを打ち明け、三人の関係に微妙な波紋が広がった。
『巫女と彦星』は放送3週で首位に立つ快進撃を見せ、チュ・ヨンウ、チョ・イヒョン、チュ・ジャヒョンなど実力派俳優の熱演と、10代の爽やかな初恋ロマンスで視聴者を魅了している。
コメント0