映画『ゾンビになってしまった私の娘』が、今夏の劇場界を席巻している。公開わずか4日で100万観客を突破し、累計観客は145万人に達しており、好調な興行成績を示している。

先日3日、映画振興委員会の映画館入場券統合システムによれば、『ゾンビになってしまった私の娘』が2日の一日で47万8,519人を動員し、興行1位に輝いたという。7月30日公開以降、4日連続で首位を維持しており、累計観客動員数は145万2,254人に上る。
今年の最高興行作である『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』よりも1日早く100万を突破し、ポン・ジュノ監督の『ミッキー17』と並び、2025年最短で100万突破を果たした。これは2023年の『密輸 1970』、2024年の『パイロット』に匹敵する記録である。
本作は、世界で最後のゾンビとなった娘「イェウン」を守るため、ひそかに特別な訓練に挑む父「ジョンファン」の物語を描く。自らの正体を隠しながら生きる娘、そのために全てを変えて訓練を始める父、そして周囲の誤解や偏見の中で徐々に明らかになる家族愛をテーマにしている。

本作はコメディドラマでありながら、単なる笑いを超え、親子の切ない感情やゾンビという特殊な設定を背景に、人間関係の対立や連帯が描かれ、深い感動を呼んでいる。『人質 韓国トップスター誘拐事件』のフィル・ガムソン監督が演出を担当し、チョ・ジョンソクが娘思いの父役、チェ・ユリがゾンビとなった娘役を熱演している。イ・ジョンウン、ユン・ギョンホ、チョ・ヨジョンも出演している。
観客の反応も非常に好評で、予告編のみでコメディと予想していた観客からは「涙が止まらなかった」「ゾンビ映画がこれほど温かいとは」といった声が上がっている。オンラインコミュニティやSNSでは「父の訓練シーンで涙をこらえきれなかった」「親子のケミストリーに胸が熱くなった」「今年夏、最高の感動作」といった感想が多数見られる。
同日に、興行成績2位はブラッド・ピット主演の『F1/エフワン』(15万8,633人動員)、3位は『キング・オブ・キングス』(5万408人)、4位は『全知的な読者の視点から』(4万6,118人)、5位は『バッドガイズ2』(4万2,321人)が記録された。
今後、『ゾンビになってしまった私の娘』が観客動員200万を突破できるか、注目が集まっている。
コメント0