「ソ-」役で有名なハリウッド俳優クリス・ヘムズワースが韓国を訪問し、様々な旅路を経験するドキュメンタリーがユーチューブで公開され、話題となっている。

クリス・ヘムズワースはディズニープラス・オリジナルシリーズ『リミットレス:クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング』の撮影のために韓国を訪れた。『リミットレス:クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング』は、ディズニープラスとナショナルジオグラフィックの共同ドキュメンタリーで、専門家の助けを借り、極限のミッションを遂行しながら、より長く、より健康に、より幸せに生きる秘訣を追求する。
ドキュメンタリーでは、クリス・ヘムズワースが韓国特殊部隊の体験、元格闘技選手キム・ドンヒョンとのトレーニング、釜山市(プサン市)梵魚寺(ポモサ)での108拝など、苦痛を克服する訓練を通して限界に挑み、乗り越えていく過程が示されている。
最も話題となった釜山市梵魚寺の映像ででは、クリス・ヘムズワースが「苦痛もよく見つめれば一つの感覚であり、思考にすぎない」という住持の教えに耳を傾け、苦痛と苦悩の違いを悟る様子が収められている。

クリス・ヘムズワースは僧侶たちとともに108拝を行い、「お寺で20回ほど礼拝したら汗が流れ、背中がピリピリし、小さな痛みを感じた。周囲を見ると皆、穏やかに見えた」と、108拝の苦労を語った。さらに「何の判断も、雑念もなく苦痛を見つめるほどに動作に没頭できた。自身と苦しみが分離されたかのようで、まるで壁を突破したような気分だった」と内面の修養における驚きを表現した。
また別の宣伝映像では、韓国特殊部隊に入隊したクリス・ヘムズワースが登場。彼は50mの電流柵を伏せながら「クマバチに刺されるような感覚」と語る。さらに、ヘリコプターから落下した物資を分配するための訓練で、厳冬の河辺に入水し、「果たしてこれを成し遂げられるのか」と不安を示しながら、河辺で泳ぐ際に次々と「できる!」と叫び、訓練に熱心に参加する様子を見せた。

予想外ともいえるキム・ドンヒョンとの出会いでは、クリス・ヘムズワースがキム・ドンヒョンを「スタンガン」というあだ名で紹介。彼は「体がまるで実物の銃のようだった」と、選手時代のキム・ドンヒョンを回想した。キム・ドンヒョンとの訓練を通じて徐々に痛みに身を晒され、脳がこの経験に慣れていくようにし、脅威ではないと認識させることで、痛みへの耐性を少しずつ高める方法を示した。

これまで映画ファンの間で取り沙汰されていたクリス・ヘムズワースの嫌韓論争は、今回の訪問を機に一段落すると思われる。彼はマーベル映画の公式プロモーションイベントにおいて、他の俳優とは異なり一度も韓国を訪れておらず、その他のアジア諸国には訪問している。さらには、『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の公開時にも、俳優トム・ヒドルストンとプロデューサー ケヴィン・ファイギだけが渡韓し、「本当に韓国が嫌いなのではないか」という噂が広まった。
ディズニープラス・オリジナルシリーズ『リミットレス:クリス・ヘムズワースのフォーエバー・ヤング』は15日にディズニープラスを通して公開された。前作『リミットレス with クリス・ヘムズワース』で彼は、ストレス、衝撃、断食、力、記憶力、受容という6つのテーマでそれぞれ異なるミッションを遂行した。今回のドキュメンタリーは、科学的アプローチと伝統的知恵を融合しながら人生の課題に取り組む内容で、視聴者に感動とインスピレーションを届ける予定である。
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