名作は時代を超えても忘れられないという言葉がある。映画史に永遠に刻まれるレジェンド映画が再び韓国に上陸する。

映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督の伝説的名作『E.T.』が、9月3日にロッテシネマ単独で再上映され、韓国の観客と再会する。
映画『E.T.』は1982年の公開から40年以上が経った今でも、多くの人々にとって「人生の一本」として挙げられる。今回の再上映は、映画ファンには忘れられない思い出を、新しい世代には時代を超えた感動を届けることになるだろう。
物語は純粋で童心に満ちている。道に迷い地球に取り残された宇宙生命体E.T.と、彼を発見した少年エリオットとの出会いから始まる。エリオットは兄マイケルと妹ガーティにE.T.の存在を打ち明け、3人はE.T.とテレパシーで交流できるほど親しくなる。
彼らは政府の追跡を逃れながらE.T.をかくまい、特別な友情を築いていく。E.T.が病気のエリオットを癒やし、互いの感情を分かち合う場面は観客に深い感動を与える。特にエリオットとE.T.の特別な絆は、誰もが幼少期に経験した孤独と純粋さを思い起こさせ、大きな共感と余韻を残す。

映画『E.T.』は1982年公開当時、全米ボックスオフィスで4億3,500万ドル(約642億361万円)を記録し、『ジュラシック・パーク』(1993年)以前まで11年間歴代興行1位を維持した。さらに2015年『ジュラシック・ワールド』に抜かれるまで、実に33年間にわたり歴代ボックスオフィスTOP10に留まり続けた。
興行成績だけでなく作品性も高く評価された。当時の第55回アカデミー賞で音響編集・視覚効果・音楽・音響の4部門を受賞し、映画史に残る業績を残した。BBCと米タイム誌が選定した「アメリカ映画ベスト100」や「映画ベスト100」にも名を連ねている。
特に音楽は映画音楽界の巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛け、今もさまざまなメディアで使われるほど有名である。今回の再上映は、『E.T.』の名曲をスクリーンで再び味わえる絶好の機会となる。

監督スティーヴン・スピルバーグは、映画史上最も偉大な監督の一人として評価されている。『ジョーズ』『インディ・ジョーンズ』『ジュラシック・パーク』『プライベート・ライアン』『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』など、大作を次々と世に送り出し、批評家からの絶賛を浴びてきた。特に『E.T.』の歴代1位記録を『ジュラシック・パーク』で自ら更新したほど、圧倒的な大衆性も備えている。『E.T.』はスピルバーグの第6作目であり、豊かな想像力と温かいメッセージが融合し、彼の演出力が頂点に達した作品とされる。
斬新な想像力と涙を誘う物語で一瞬にして子ども時代へと戻してくれる映画『E.T.』は、9月3日よりロッテシネマで上映される予定だ。
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