強烈な予告編によって本編公開前から注目を集めている韓国映画がある。その正体は、イム・シワン、パク・ギュヨン、チョ・ウジン主演のNetflix映画『カマキリ』である。

11日に公開された『カマキリ』公式予告編には、請負殺人業界を舞台にした熾烈な権力争いと血しぶき飛ぶアクションが描かれ、R19指定にふさわしい刺激的な内容であることを予告した。特に冒頭から両手に鎌を持って対決に挑むカマキリの姿が映し出され、視線を奪った。
『カマキリ』は、秩序が完全に崩壊したキラー業界で長い空白期を経て戻ってきた最上級の暗殺者カマキリ(イム・シワン)と、仲間でありライバルでもあるジェイ(パク・ギュヨン)、そして業界の伝説ドッコ(チョ・ウジン)との覇権争いを描く作品である。

予告編では、イム・シワン演じるカマキリ、ハヌルが休養期を終えて復帰し、自ら所属するMK ENT.の危機に直面する様子が描かれる。続いてジェイと新たな組織を立ち上げようとする計画、ドッコが空席となった代表の座を狙う場面が連続的に展開される。
特にドッコがハヌルに向けて「シン・ジェイは駄目だ。あいつは俺に似すぎている」と警告し、ジェイが「私がいちいち全部報告しなきゃいけないの?」と挑発する台詞は、三人の複雑な関係と葛藤を示唆している。

ハヌルが「俺はお前の社長だ。お前の上だ」と応じる場面では、友人から上司へと変化する関係性の微妙なニュアンスがにじみ出た。さらにチェ・ヒョヌク演じるゲーム会社代表ベンジャミンが「なぜあの人の下にいるんです?その実力で」とジェイをそそのかす場面も収められた。
同日に公開されたメインポスターには、MK ENT.の訓練施設を背景に三人の主人公が張り詰めた空気で対峙する姿が描かれた。「ライジング・キラーたちの新しい時代」というコピーと共に飛び散る血痕、そしてカマキリの象徴的な武器である鎌の姿が作品の残酷さを際立たせる。

予告編を視聴したネットユーザーからは「イム・シワンのアクションが格好いい。荒々しい演技も新鮮で上手い」「こういうジャンル大好き、もっとやってほしい」「キャスティングがすごい」「イム・シワン、パク・ギュヨン、チョ・ウジンなら間違いない」などの好評が相次いだ。特にイム・シワンの新たなアクション挑戦とチェ・ヒョヌクの登場に期待が高まっている。
注目すべきは『カマキリ』が2023年作品『キル・ボクスン』と同じ世界観を共有する正式なスピンオフである点だ。前作で言及のみされていたA級キラー「カマキリ」を実在の人物として登場させ、同じ組織MK ENT.を中心にした後続の物語を展開する。

イム・シワン、パク・ギュヨン、チョ・ウジンが「キラー映画」という新ジャンルに挑んだNetflixアクション映画『カマキリ』は、今月26日に全世界同時公開される予定である。
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