俳優キム・スヒョン側は、軍時代に故キム・セロン氏と交際していなかったことを裏付ける手紙が存在することを明らかにし、注目を集めている。その手紙は、実際に交際していた恋人へ送られたものであった。

キム・スヒョンの刑事事件を担当している法人フィル法律事務所の弁護士、コ・サンロク氏は、自身のYouTubeチャンネルのコミュニティを通じて「ご存知の通り、俳優には2016年から2019年春まで交際していた実際の恋人がいた」と述べた。また、「俳優は2017年10月に入隊後、訓練所生活を終え、2018年1月から2019年7月まで最前線の非武装地帯捜索隊に従事した。軍務中は、隙間時間に恋人へ電話をし通話、毎日恋人への想いを文章に記していた」とも明らかにした。
さらに、コ氏は「2018年1月2日付けで配属直後に始まった日記は、同年春以降、恋人との日常を共有し思いを綴る手紙へと変化し、その後、除隊直前の2019年春まで約150通にわたる日記形式の手紙として残された」と述べ、キム・スヒョンの軍時代の日記の最初のページを公開した。

さらに、「俳優は盗難や紛失による流出の危険があるため、これらの文章を郵送せず、休暇のたびにまとめた文章を持ち出し、恋人に直接見せ、恋人が手書きで返事を書く形で交流していた」と説明した。
また、コ氏は「俳優は常に大衆の関心の中で用心を払い、郵送しない文章であっても紛失や盗難のリスクを考慮せねばならなかったため、長期間にわたり恋人の実名を書くことができなかった」とし、「2018年4月6日の文章では、共通の知人である男性芸能人たちの実名に触れ感謝の意を表しながらも、実際の恋人の名前は結局記されなかったという切なさが表現された」と述べた。
さらに、彼は「『カロセロ研究所』が公開した『軍務時代に俳優が故人に書いた手紙』は、恋人に送られたものではない」と主張し、「実際に俳優が恋人を想いながら記した文章と、当時の知人であった故人に送付した手紙とでは、その温度差が明確に現れている」とし、「実際、俳優は故人に手紙を送った2018年6月9日(土)にも、恋人を想いながら日記形式で次のような文章を作成した」と伝えた。
続けて、コ氏は「俳優が故人に送った手紙は、単なる恋人間の書簡ではなく、軍務中の日常や決意、さらに除隊後の計画と決意をエッセイのように記録したものである」とし、「所属事務所を通じた確認によれば、俳優は高齢で最前線の孤立した環境に置かれ、大衆に知られる身として周囲の関心に適応せざるを得なかった。その中で、芸能人としての同僚や先輩たちとの交流から安堵感や感謝を見出していた」と述べ、「彼は時間ができるたびに、活動中の知人に手紙を書き、軍生活での感想と除隊後の復帰への意志を伝えながら、俳優としての所属感を確かめだ。故人に送ったあの唯一の公開手紙も、その一環として残した」と説明した。
また、「提出された資料を検討した結果、これらの説明について不合理または矛盾は認められなかった」とも述べた。

コ氏は、「『カロセロ研究所』は2025年3月10日に、故人が約1年前の2024年3月25日に知人に送ったカカオトークの会話中の『偽の立場文書の草案』を根拠に虚偽の放送を開始した」とし、「所属事務所と俳優が即座に反論したにもかかわらず、その後『カロセロ研究所』は操作された会話と歪曲された解釈を持ち出し、俳優を変態的な小児性愛者として一方的に非難した」と主張している。
さらに、コ氏は「『カロセロ研究所』による継続的な犯罪行為の追加に伴い捜査が長期化する中、俳優の傷ついた名誉を回復し、歪曲された事実を正す必要がある。所属事務所を通じて確認された事実や客観的資料を綿密に検証した結果、この文章を作成するに至った」と明かした。
現在、キム・スヒョンは、故キム・セロン氏が未成年の頃から交際していたという疑惑を持たれている。これに対し、YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」や故キム・セロン氏の遺族側からさまざまな主張がなされ、キム・スヒョン側はカロセロ研究所のキム・セウィおよび故キム・セロン氏の遺族を名誉毀損の疑いで追加告訴・告発した状態にあると伝えられている。
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