ホラー・ミステリー・オムニバス『タロット』がNetflixを通じて再公開された後、4日連続で1位を記録し、逆行ブームが続いている。

ミステリーシリーズ『タロット』は、一瞬の選択により歪んだタロットカードの呪いに囚われた人々の残酷な運命と謎を描くオムニバス作品である。
昨年、CGVで上映された『タロット』は約1.9万人の観客を集め、大きな興行には至らなかった。しかし、27か国への海外先販売を記録し、フランス・カンヌ国際シリーズフェスティバルの短編部門に韓国初の招待を受け、K-コンテンツの世界的地位を証明した。

『タロット』は全7エピソードからなるオムニバスシリーズである。現在Netflixで人気を博している劇場版は、チョ・ヨジョン主演の『サンタの訪問』、DEX(キム・ジニョン)主演の『捨ててください』、コ・ギュピル主演の『ゴーイングホーム』など3つのエピソードを再構成したバージョンである。
『サンタの訪問』では、チョ・ヨジョンが一人で娘を育てるワーキングマザーのジウを演じ、その熱演が光った。俳優として新たな魅力を発揮したDEXは、『捨ててください』で有能なベテランライダーのドンイン役を務めた。コ・ギュピルは『ゴーイングホーム』で、謎多きタクシー運転手が操る深夜タクシーに乗り込むギョンレを演じた。
その他にも、作品は個性豊かな演技で存在感を示すイ・ムンシク、繊細な感情表現のイ・ジュビン、重厚なカリスマ性を放つチョ・ヒョンジェ、そして『脱出おひとり島』シーズン4出身のパク・ヘリンまで華やかなラインナップを見せている。これにより、まだ公開されていない残り4エピソードへの関心が一層高まっている。
実際、映画を鑑賞した一部のネットユーザーは作品に高い評価を寄せ、支持を強めている。「没入感があり、俳優たちの演技が際立っていた」、「ゾッとする」、「最後が衝撃的だ」といった反応が次々と寄せられ、口コミで話題を呼んでいる。
公開当初は大衆的な人気を得られなかったが、個性的な俳優陣と独特のストーリーラインを持つ『タロット』は、今やNetflixとの出会いを経て、その隠れた実力を発揮している。果たしてこの興行の勢いがさらに加速するのか、注目が集まっている。
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