今月7日、韓国のテレビ局tvNの新しいドラマ『プロボノ』(ムン・ユソク脚本、キム・ソンユン演出 )が新しいティーザー予告編を公開した。

『プロボノが12月6日の夜9時10分に初回の放映日を確定し、興味深いヒューマン法廷コメディの誕生を予告した。
このドラマは、出世だけを望んでいた俗物裁判官が思いがけない事件をきっかけに公益弁護士の道を歩むことになり、波乱万丈な物語が展開される。巨大法律事務所の「売上ゼロ」の公益チームに左遷された主人公が、奇妙で温かい事件に直面しながら変わっていく過程を愉快に描く予定だ。
タイトル『プロボノ(Pro Bono)』は「公益のために(pro bono publico)」に由来する言葉で、社会的な弱者のために無料で法律サービスを提供する弁護士活動を意味する。これは作品のタイトルであるとともにテーマ意識を含む重要なキーワードである。
脚本はドラマ『悪魔判事』、『ハンムラビ法廷〜初恋はツンデレ判事!?〜』を手掛けた、裁判官出身のムン・ユソク作家が担当し、演出はドラマ『雲が描いた月明り』、『梨泰院クラス』の キム・ソンユンPDが担当する。
主人公カン・ダウィット役は俳優チョン・ギョンホが務める。彼はかつて法曹界のみならず大衆の世論までも掌握していた法曹界のセレブであり、すっきりとした判決と機知に富んだ弁舌、そして数十万のフォロワーを持つSNSスターとして名を馳せた。

公開されたティーザー予告編では、彼が記者たちのフラッシュを浴びながら裁判所に入る姿が映っている。余裕のある表情と仕草で挨拶を交わし、SNSに投稿するための写真を撮るほどのずる賢さも見せる。
このように、法廷内外で「人気者中の人気者」と称されるほどの優れた実力と処世術を持つカン・ダウィットだが、予期せぬ事件により人生の転機を迎える。
予告編では、カン・ダウィットがリンゴをかじった瞬間に倒れてしまう。続いて、絵本のようなイラストが花畑や蝶、キノコなどで彼を包み込み、倒れた彼の前に犬が現れる。
犬の気配に気付いたカン・ダウィットは、オフィスの同僚たちが自分を見つめるのを確認すると急に席を飛び立つ。「毒の入ったリンゴ一つで公益弁護士になる?」というテロップとともに、彼は「僕は戻りたい」と空に向かって叫ぶ。
このように、一夜にして法服を脱ぐこととなった彼は、隅のオフィスで無報酬の公益弁護士として働きながら、今まで無視してきた公益の価値に目覚める。成功だけを追い求めていた俗物判事が、人間味あふれる現実の中で衝突し、成長していく過程は、爽快な笑いと温かいヒューマニズムを同時に提供する見込みである。

華やかな過去を背負ったカン・ダウィットが、未知の現実の中でどのような新たな物語を紡いでいくのか、注目が集まる。
『プロボノ』は、現在韓国でオンエア中のtvNドラマ『テプン商事』の終映後にオンエアされる。『テプン商事』は、近時のエピソードで平均視聴率9.1%、最高視聴率9.1%(ニールセン・コリア調べ)を記録するヒット作である。
『プロボノ』がその勢いを維持できるか注目される。このドラマは12月6日夜9時10分に初回がオンエアされる。
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