映画『Hallan』が今月26日に公開を確定し、メイン予告編を公開して注目を集めている。

6日、配給会社Triple Picturesが公開したメイン予告編では、「お母さん、私を一人にしないで」と言いながら涙を流す幼い娘ヘセン(キム・ミンチェ)の姿から始まる。続いて、父と母アジン(キム・ヒャンギ)、ヘセンが楽しい夕食を過ごすシーンが登場し、討伐隊を避けるための母娘の生別の痛みがさらに強調される。
軍人の前に立つ6歳のヘセンと村がすべて焼かれるシーンは、当時の惨酷だった1948年の済州(チェジュ)の姿を思い起こさせる。


アジンは村が焼かれたという知らせを受けて、娘ヘセンを探しに行く。ヘセンの生死が不明な状況でもアジンは山道を迷わず下り、やっと娘ヘセンと出会う。
「ヘセン、母が行くから。少し待っていて」というナレーションと共に、必死にヘセンを探す母アジンの切実な姿は見る者を息を飲ませる。切迫した母性の力と子供への愛がそのまま伝わってくるようだ。

結局、娘に会ったアジンは銃を向ける討伐隊に「助けてください。私たちは何の罪もない人です。暴徒ではないのです」と慌てて言うシーンで、時代の暴力の中で無実の命が踏みにじられる痛みが再び感じられる。

◈ 映画『Hallan』について
『Hallan』は済州4・3事件を扱った1948年の済州を舞台にした映画で、生き残るための母娘の強い生存の旅を描いた作品だ。映画は『彼女の趣味生活』のハ・ミョンミ監督がメガフォンを取っており、「国民子役俳優」と呼ばれる俳優キム・ヒャンギが母親役で出演し、大きな話題となった。
また、公開前に第30回あいち国際女性映画祭の公式招待作品に選ばれ、世界の舞台に第一歩を踏み出した。最近公開された海外ポスターはコミュニティやSNSなどで既に口コミを広げている。
◈ 京畿道民初の投資映画、応募初日に目標を超過
『Hallan』は京畿道(キョンギド)の道民が自主映画の投資者として参加する「京畿インディシネマプロシューマー分割投資」の初の投資作で、応募初日に目標額を超過達成した。
応募初日である3日、目標額の1,000万ウォン(約106万円)を超えて1,240万ウォン(約130万円)が募金された。分割投資プラットフォームである「Funderful」を通じて3日から7日まで行われる分割投資の応募は5日基準で1,750万ウォン(約185万円)が集まった。

◈ 観客の反応も熱い!
『Hallan』の予告編を見たネットユーザーは 「キム・ヒャンギの演技が期待される。『Hallan』必ず見に行く」、「犠牲になった方々の冥福を祈る」、「必ず劇場で見なければならないようだ。でも心が痛くてどう見ればいいのか」、「絶対に忘れてはいけない私たちの痛い歴史…必ず見る。何度でも見る」、「わあ、キム・ヒャンギさんが大好き。『Hallan』ぜひ見たい」、「心が痛くて見れない…」など様々な反応を示した。
映画『Hallan』は単なる時代劇を超えて、忘れてはいけない痛みを再び向き合わせる作品で、観客の心を強く打つと予想される。この映画は11月26日に韓国で公開予定だ。
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