歌手G-DRAGON(ジードラゴン)のライブパフォーマンスを巡る議論について、所属事務所が公式コメントを発表した

G-DRAGONは先月29日、香港カイタック・スタジアムで開催された『2025 MAMA AWARDS』で4冠を獲得した。「今年の歌手賞」をはじめ「男性歌手賞」「ベストダンスパフォーマンス男性ソロ賞」「FAN’S CHOICE 男性TOP10」を受賞した。

当日、G-DRAGONは「DRAMA」「HEARTBREAKER」「無題」などのヒット曲をライブで披露した。しかし、ステージ全体で不安定な音程が続き、視聴者から「喉の調子が悪そう」「ライブが不安定すぎる」といった厳しい意見が寄せられた。こうしたG-DRAGONのライブに対する指摘は今回が初めてではなく、昨年末の『SBS歌謡大祭典』や韓国・高陽(コヤン)での単独コンサートでも同様の議論が起きていた。

今回はG-DRAGON自身も反応を示した。
『MAMA AWARDS』公式インスタグラムに掲載された自身のステージ映像の投稿に、G-DRAGONが下向きの親指の絵文字を直接残し、残念な気持ちを表現した。
一方で、G-DRAGONはあるファンのコメントに「いいね」を押している。このファンは「ライブ議論は不当だ。現場の直撮り映像を確認してほしい。G-DRAGONも人間だ。香港でも気の毒な出来事があったし、さまざまな状況があったはず。批判する前に事実を確認してほしい。最後までやり切ってくれて良かった」とコメントし、G-DRAGONを励ました。
議論が拡大する中、今月1日、G-DRAGONの所属事務所ギャラクシーコーポレーションが公式見解を発表した。事務所側は「G-DRAGONは当初、『DRAMA』と『HEARTBREAKER』のステージを準備していたが、現地で発生したアパート火災の悲報を受けて、予定されていた構成を全面的に見直して『無題』を選択した」と説明した。
さらに「短い準備期間にもかかわらず、故人の冥福を祈る気持ちと香港市民を慰めたいという真心を込めてステージに臨んだ。状況に合わせ最善を尽くして気持ちを伝えようとする姿勢が、現場に静かだが深い余韻を残した」と伝えた。
また、G-DRAGONは受賞スピーチの中で「BIGBANGデビュー20周年」の合同ステージを予告した。この日、G-DRAGONは「今年の歌手賞」のプレゼンターとして登場した香港俳優チョウ・ユンファと、10年ぶりの再会を果たし、温かなシーンを演出した。チョウ・ユンファがG-DRAGONに賞を手渡したのは10年前が最後で、公の場で顔を合わせたのは今回が初めてとなる。
G-DRAGONは「Mnet30周年に、永遠の憧れであるチョウ・ユンファ兄さんから賞をいただけて光栄だ。いつも変わらず応援してくれるファンの皆さんにも深く感謝している。来年はBIGBANG20周年だ。次は1人ではなく仲間たちと戻ってくる」と語り、会場を沸かせた。
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