放送初めから明確な上昇曲線を描きながら存在感を高めているKBSドラマがある。

まさに地上波とNetflixなどで放送中のKBS2『愛する盗賊様よ』についての話だ。
18日に放送された『愛する盗賊様よ』の第6話は全国視聴率6.9%(以下ニールセンコリア提供)を記録し、分単位の最高視聴率は7.4%まで急上昇した。年初の編成作品の中で見ることができる珍しいスピード感のある上昇で、同時間帯の競争作の中でも安定した視聴層を確保したという評価が出ている。
この作品は男女主人公の魂が入れ替わる設定を前面に出しているが、単純な状況コメディにはとどまらない。朝鮮時代を背景にしたフュージョン時代劇の枠の中で、登場人物それぞれが背負った身分と傷、選択の結果を物語の中心に配置した。魂のチェンジという装置を対立解消の道具としてだけではなく、登場人物の理解を広げる過程として活用した点が初期反応を引き上げた核心要因として挙げられる。

第6話では偽のギルドンの背後を追跡していた過程の末にホン・ウンジョとイ・ヨルの魂が元の場所を見つけた。この過程でウンジョはイ・ヨルの体で生活し、権力内部の冷酷さを体感し、イ・ヨルはウンジョの体で義理の家族の軽蔑と女性としての制約を全身で経験した。お互いの人生を直接生きてみて初めて相手の選択と行動を理解する構造が比較的説得力を持って積み上げられた。
俳優の組み合わせも視聴率上昇の重要な要素だ。ナム・ジヒョンは昼間は良家の嫁、夜は盗賊ギルドンとして活動するホン・ウンジョを演じ、二つの顔を明確に区別した。ムン・サンミンは外見は冷静だが内面に責任感と同情を持つイ・ヨルを担当し、魂が入れ替わった後の話し方や視線の処理まで細かく調整した。二人の俳優が互いの呼吸とリズムを吸収して見せたいわゆる憑依演技は回を重ねるごとに完成度が高まった。

第6話の終わりに配置されたエンディングは物語の緊張感を一段階引き上げた。イ・ヨルは殺人犯ギルドンを解放したという疑惑で追放の危機に置かれ、ウンジョは正体不明の怪人の襲撃を受けた。魂が戻った直後に二人の人物に同時に襲いかかる危機は、関係の進展と外部の対立を並行して押し進める方向を明確にした。事件解決と感情線の展開を分けずに共に進行する方式がその後の展開を予測させる。
このドラマが新規視聴者の流入に有利な理由も明確だ。盗賊の妻とその正体を追わなければならない夫という二重構造は説明なしでも理解可能な構図を提供する。セリフ間の殺人事件と偽のギルドンの存在はミステリーの軸を形成し、魂のチェンジ後に本格化した共闘はロマンスとアクションを同時に拡張する。複雑な世界観の説明に時間を消耗せず、事件中心に物語を押し進めた点が週末劇の消費パターンと合致した。

放送後Netflixを通じた視聴の流れも重なり話題性が拡大した。TV本放送の視聴層とOTT流入層が同時に形成され、各回の反応が迅速に蓄積されている。現在までの数値は特定のシーンの一回限りの話題よりも、物語の構造とキャラクター設計が視聴持続率に影響を与えたことを示している。
『愛する盗賊様よ』は毎週土、日午後9時20分KBS 2TVで放送される。視聴率の推移と物語の展開が共に上昇曲線を描くこの作品は中盤以降の展開が最終評価を左右することになるだろう。

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