
10日に放送されたtvNのバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』が、全国世帯視聴率5.7%を記録した。ニールセン・コリア調べで、前回放送の3.9%から上昇し、今年放送された回の中で最高視聴率となった。
この日の放送には、NVIDIAのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)が出演した。世界時価総額1位の企業を率いるフアン氏の出演は放送前から大きな話題を集めており、国内外を通じてバラエティ番組への出演は今回が初めてだという。
フアン氏は番組内で、いわゆる「バランスゲーム」に参加した。特に昨年の韓国のチキンチェーン「カンブチキン」での会食で、顔を合わせた韓国企業トップへの思いを問われる場面では、機転の利いた答えで注目を集めた。
「サムスン電子のイ・ジェヨン会長、現代自動車グループのチョン・ウィソン会長、SKグループのチェ・テウォン会長の中で一番親しい人は誰か」と聞かれると、フアン氏は「簡単すぎる質問だ」と笑い、「全員と親しい。全員に成功してほしい。いずれも信じられないほど素晴らしい世界的リーダーだ」と称賛した。
フアン氏は、韓国企業との信頼関係にも触れた。「SKが成功し、サムスン、LG、現代自動車、NAVERが成功することを願っている」とし、「彼らも、私が心から成功を願っていることを知っている。私も彼らの成功のために、できる限りのことをしている」と語った。

フアン氏はこの日、韓国とNVIDIAの25年にわたる縁についても振り返った。「韓国の技術産業はインターネットとともに始まり、NVIDIAも同じ時期に成長した」とし、「そのおかげでNVIDIAのグラフィックカードもよく売れた。だから韓国はいつも特別な存在に感じる」と話した。
韓国のインターネットカフェやeスポーツ文化にも言及した。フアン氏は「eスポーツが韓国から世界へ広がったことで、世界中のゲーマーがeスポーツに夢中になり、NVIDIA製品を購入した」と説明。「その歩みは、約25年前にPC房とeスポーツから始まった。韓国には大きな愛情を感じている」と語った。
また、フアン氏は9歳で米国に移住した後、飲食店で皿洗いなどをしていた経験も明かした。その話からは、仕事に対する哲学も垣間見えた。
フアン氏は「何をするにも100%全力を尽くした」とし、「どんな仕事かは重要ではない。仕事を終えたとき、その結果が自分自身を表す」と話した。
さらに、数多くの失敗を経験する中で身につく「レジリエンス」の大切さも強調した。「偉大になるには、苦痛と失敗を経験しなければならない。失敗して戻ってくる経験が、レジリエンスと人格をつくる」と語った。
番組終盤のクイズでは、NVIDIAの株価が高かった順番を当てる問題に挑戦し、正解した。フアン氏は賞金100万ウォン(約10万5,000円)に加え、クイズに失敗した場合の寄付用に準備していた100万ウォンを上乗せし、計200万ウォンを、社会的に支援が必要な子どもたちのIT教育を支援する「子どもたちと未来財団」に寄付した。
この日、フアン氏は出演記念の贈り物として、韓国伝統の螺鈿(らでん)細工をあしらったネームプレートを受け取った。感謝を伝えたフアン氏は「ただ、私には個人のデスクがない。主に会議室にいる」とし、「会議室の机に置いておく」と約束した。
そのほか、韓国焼酎とビールを混ぜる「ソメク製造機」や、ストレス解消用のキーキャップも贈られた。フアン氏は「本当に気に入った」と笑顔で応じ、和やかな雰囲気を見せた。
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