Netflix(ネットフリックス)がこれまで手掛けたことのない「ヤングアダルトホラー」という新ジャンルの作品制作を決定し、世界中の視聴者から注目を集めている。

■ 10代向けホラー作品「キリゴ」
6日、Netflixはドラマ「キリゴ」(脚本:パク・ジュンソプ、演出:パク・ユンソ)の制作を正式に発表した。主要キャストとなるチョン・ソヨン、カン・ミナ、ペク・ソノ、ヒョン・ウソク、イ・ヒョジェなど、新進気鋭の俳優陣を起用したキャスティングラインナップを公開した。

Netflixの新作ドラマ「キリゴ」は、願いを叶えてくれるアプリ「キリゴ」を巡る呪いの物語を描いている。高校生たちがこのアプリの呪いによって突如として死の予告を受け、それを回避するために真相を追うという過程をスリルある展開として見せているという。特に、友人の突然の死が「キリゴ」と関係していることを知った5人の高校生たちが、隠された真実を暴いていくストーリーが見どころである。
「キリゴ」は、Netflixが初めて手掛ける「ヤングアダルトホラー」作品として注目を集めている。これまでNetflixはミステリーやスリラー作品に強みを持ってきたが、今回は10代の不安や欲望をホラー要素と結びつけることで、より没入感を生み出すと期待されているのだ。さらに「キングダム」シーズン2や映画「鳴梁:渦巻く海」「ザ・メイヤー 特別市民」の助監督、そしてドラマ「ムービング」の監督としてその演出力が評価されたパク・ユンソ監督が「キリゴ」を手掛けるということが明らかになり、期待が高まっているという。
■ 類似ジャンルの大ヒット作「今、私たちの学校は…」
Netflixが「キリゴ」の制作を決定する前に、同様のジャンルで大ヒットを記録したドラマとして「今、私たちの学校は…」がある。

「今、私たちの学校は…」は、ゾンビ、スリラー、学園ドラマの要素を組み合わせた作品で、同名のウェブ漫画を原作としたNetflixオリジナルドラマである。物語は、ある高校でゾンビウイルスが急速に広がり、生徒たちが学校に閉じ込められた状況の中で繰り広げられる緊迫感あふれるサバイバルストーリーを描いている。
当時のキャストは、パク・ジフ、イム・ジェヒョク、イ・ユミ、ロモン、ユン・チャンヨン、ソン・サンヨン、チョ・イヒョンなど新進気鋭の俳優たちが多数出演したが、リアルなゾンビ演出と俳優たちの優れた演技力による投入感が高い評価を受けたという。
当作品は配信直後にNetflix韓国国内ランキングで1位を記録し、90カ国以上でNetflix人気ランキングTOP10入りを果たすなど、世界的に大ヒットを達成した。
「今、私たちの学校は…」の配信後、特にチェ・ナムラ役を演じたチョ・イヒョンが大きな注目を集め、現在も変わらぬ人気を誇り、様々な作品に出演しながら活発に活動を続けているという。
■ 新進気鋭の俳優陣が集結…「キリゴ」
主人公セア役には、複数の短編映画を通じて演技力を磨いてきた新人女優チョン・ソヨンが抜擢された。セアはソリン高校の陸上部の有望選手で、友人のためなら何も恐れずに突き進む人物として描かれている。「キリゴ」に隠された秘密を解き明かす中心的なキャラクターであるという。

セアの友人ナリ役には、ガールズグループ「gugudan」や「I.O.I」として活動したカン・ミナがキャスティングされた。ナリは優れた容姿で友人たちの人気者だが、セアの言葉を簡単には信じないキャラクターである。
ゴヌ役にはペク・ソノがキャスティングされ、セアの恋人でありながら「キリゴ」に執着する彼女に戸惑いを感じる青年を演じる。友人たちの中で「頭脳派」として活躍する人物ハジュン役はヒョン・ウソクが演じ、コーディングに興味があるキャラクターとして「キリゴ」の秘密をシステム的に解明しようとする役割を担うという。ドラマ「イノシシ狩り」や「人間失格」などに出演したイ・ヒョジェが、いたずら好きのヒョンウク役を演じる。彼は、偶然「キリゴ」を使って願いを叶えることになり、物語の重要なキーを握る人物だという。
Netflixは「キリゴ」を通じて新たなジャンルに挑戦し、10代の不安や欲望をホラー要素と結びつけ、没入感の高いストーリーを展開する予定だ。また、フレッシュな新人俳優たちが集結したことも、当作品の大きな魅力の一つとして期待が高まっている。
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