韓国のアイドルグループ・ILLITの日本オリジナル曲「Almond Chocolate」が、日本の主要音源チャートを席巻し、K-POPグループとして初の記録を打ち立てたことが明らかにされた。

所属事務所のBELIEFLABによると「Almond Chocolate」はApple Music Japanの週間ソングランキング(3月31日~4月6日の集計)で6位を記録したという。
前週から2ランク上昇し、K-POPグループの日本オリジナル曲としてはこのチャートで過去最高順位となる。同曲は2月14日のリリース以降、3月10日~16日に56位、17日~23日に23位、24日~30日に8位と、着実に順位を伸ばし続けている。
同期間中、オリコン週間ストリーミングランキングでは10位にランクインし、昨年リリースされたK-POPガールズグループの楽曲の中で最高順位となり、大きな注目を集めた。BELIEFLABは、Billboard JAPANの週間ストリーミング・ソング・チャートで10位、Hot 100では13位を記録し、グローバルな人気を証明したと発表した。
さらに、YouTube Music Japanの週間人気楽曲チャート(4月4日基準)でも21位を記録した。パフォーマンスMVが公開されていないにもかかわらず、この順位を記録したことで、楽曲そのものの魅力と支持の高さが改めて浮き彫りになったとされている。
「Almond Chocolate」は、日本映画「顔だけじゃ好きになりません」の主題歌として制作された。甘くてほろ苦いアーモンドチョコレートに、好きな人への気持ちを重ねた叙情的な歌詞とメロディが印象的な1曲として、高い評価を受けている。
今回の楽曲制作には、日本のバンド「SEKAI NO OWARI」のリーダーであるNakajinさんと、韓国のアイドルグループ・BTSのヒット曲を手がけたプロデューサーPDOGGさんが参加し、完成度の高い一曲に仕上がっているという。TikTokでも注目を集めており、「Almond Chocolate」は3週連続で週間音源チャートのトップ10にランクインした。これまでに4万7000本以上の動画に使用されるなど、ショート動画を通じて話題性の高さも証明している。
ILLITは、HYBE傘下のレーベル・BELIEF LABから昨年デビューした5人組のガールズグループだ。オーディション番組「R U Next?」を通じて選抜されたメンバーで構成され、グループ名は「I will」と「It」を組み合わせた造語で「自らの可能性と個性を定義し、実現する存在」という意味が込められているという。
メンバーはユナ、ミンジュ、モカ、ウォンヒ、イロハの5人で、国籍や性格、魅力が異なる彼女たちは、国際的なファン層を意識したチームで構成されたとされている。
昨年リリースされたタイトル曲「Magnetic」は、発売直後から韓国だけでない海外の音源チャートにもランクインした。アメリカのビルボードチャートにも名を連ね、世界的な反響を呼んだと注目を浴びた。
ILLITは、トレンドを取り入れたサウンドとスタイリッシュなパフォーマンス、洗練されたコンセプトで他のガールズグループと差別化を図っている。それぞれのメンバーが個性的で、ファンダムの形成やグローバルなコミュニケーションでも強みを見せているという。HYBEによる強力なバックアップのもと、音楽以外にも様々なコンテンツやマーケティングを通じて、急速に活動の幅を広げている。

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