GenieTVとENAチャンネルが満を持して送り出した、カン・ハヌルさんとコ・ミンシさん主演のオリジナル韓国ドラマ『隠し味にはロマンス』が、韓国だけでなく海外でも大きな反響を呼んでいるという。初回放送時には視聴率1.5%と低調なスタートを切った本作だが、わずか4話で視聴率3.1%を突破し、自己最高記録を更新した。さらに、Netflixのグローバルチャートでも、非英語シリーズ部門で世界第2位という快挙を成し遂げたとされている。

21日、Netflixの公式統計サイト『TUDUM(トゥドゥム)』によると『隠し味にはロマンス』は5月12日から18日までの1週間で660万回の視聴数を記録し、グローバルランキングを上昇中だという。これは非英語圏作品としては第2位、英語圏も含めた全体では第5位にあたる驚くべき成果である。特に、韓国をはじめ、フィリピン、ベトナム、タイ、台湾、香港、インドネシアなど17か国で1位を獲得し、全世界53か国でTOP10入りを果たす快進撃を見せている。

『隠し味にはロマンス』は、財閥の後継者ハン・ボムウ(カン・ハヌルさん)と、頑固なシェフのモ・ヨンジュ(コ・ミンシさん)の料理が料理をめぐって繰り広げる衝突とロマンスを描いた作品だ。食品企業「ハンサン」の後継者の座を狙うハン・ボムウが、全州(チョンジュ)で小さなワンテーブルレストラン「ジョンジェ」を営むシェフであるモ・ヨンジュと出会い、料理対決や成長を重ねていくストーリーである。
最近放送された第4話では、フードフェスタの当日、スポンサー企業が突然「ハンサン」に変更されたことを知ったハン・ボムウが、兄のハン・ソヌ(ペ・ナラさん)と正面から対決する場面が描かれた。賞金が増引き上げられると、ハン・ボムウはモ・ヨンジュのために自ら食材を調達し、メニュー構成を見直すなど積極的な姿勢を見せた。しかし、チャン・ヨンヘ(ホン・ファヨンさん)とハン・ソヌの妨害により、最終的にはコンテストで敗れてしまう。
そうした中で、ハン・ボムウはモ・ヨンジュに対する自身の感情を認め、2人は初めてのキスを交わすなど関係が急展開を見せる。モ・ヨンジュもまた、当初は傲慢な人だと思っていたハン・ボムウに次第に惹かれていく様子が繊細に描かれている。

韓国での視聴率上昇とともに、海外での爆発的な反響の背景としては、Kドラマの典型的な要素である「財閥」設定に「料理」や「後継者争い」といった新鮮なテーマを組み合わせた点が挙げられる。また、カン・ハヌルさんとコ・ミンシさんによる安定した演技力と抜群の相性が、世界中の視聴者の心を掴んだという分析も出ている。
同じ期間、Netflixではイ・ジェウクさんとチョ・ボアさん主演の『呑金/タングム』が、配信開始からわずか3日で220万回の視聴数を記録し、グローバルランキング6位にランクインしたという。また、tvNの『いつかは賢いレジデント生活』も190万回の視聴数で9位に入り、韓国ドラマの世界的な人気を改めて証明した。
一方、『隠し味にはロマンス』第4話の終盤では、モ・ヨンジュが事で焼けた厨房の中から謎のライターを見つける場面が描かれ、物語への期待感を高めた。続く第5話の予告編には俳優のユ・ヨンソクさんがサプライズで登場し、今後の展開への関心がさらに高まっている。
GenieTVオリジナル『隠し味にはロマンス』は、毎週月・火曜の夜10時からENA チャンネルで放送されており、本放送終了直後にはKT GenieTVで無料VODとして独占配信されている。また、グローバルOTTプラットフォームのNetflixを通じて、全世界で視聴可能である。
以下は、ドラマ『隠し味にはロマンス』の視聴率推移である。(ニールセンコリア提供、韓国全国基準)
– 第1回(2025年5月12日)1.5%
– 第2回(2025年5月13日)2.0%
– 第3回(2025年5月19日):2.4%
– 第4回(2025年5月20日):3.1%
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