俳優パク・ボゴム主演のJTBCドラマ『グッドボーイ』が、明確な右肩上がりの傾向を持続している。2週連続で最高視聴率を更新し、「魔の6%」の壁を突破、週末のゴールデンタイムを席巻した。

今月15日、韓国で放映された『グッドボーイ』(イ・デイル脚本/シム・ナヨン演出)の第6話は、「ニールセンコリア」による有料世帯基準の視聴率調査で全国視聴率6.2%、首都圏視聴率5.9%を記録した。これは第5話の視聴率5.9%を上回る数値で、『グッドボーイ』は2週連続で自己最高記録を更新し、顕著な右肩上がりのペースをキープしている。
『グッドボーイ』は、特別採用で警察官となった元韓国代表のアスリートたちが、メダルの代わり警察バッジを胸に、不正と反則が蔓延る世界に立ち向かうコメディアクション青春捜査ドラマだ。
先月31日に韓国で初放映された『グッドボーイ』の第1話はニールセンコリア基準で全国視聴率4.8%、第2話は5.3%を記録した。今月7日に放映された第3話では5.6%を記録し、自己最高視聴率を更新した。続く今月8日の第4話では5.3%とやや伸び悩んだものの、第5話で5.9%、第6話で6.2%を突破し、連日自己最高視聴率を更新し続けている。
人気の証左として、話題性も高い。調査機関である「グッドデータコーポレーション」による6月第1週のTV・OTTドラマ出演者キーワードTOP10では、パク・ボゴムが1位を獲得した。2位に俳優オ・ジョンセ、3位に女優キム・ソヒョンなど『グッドボーイ』のキャストが次々とランクインした。そして『グッドボーイ』は6月第1週のTV・OTT作品の検索反応ランキングでも2位に入った。

『グッドボーイ』第6話では、パク・ボゴムが怒りのあまり悪役のオ・ジョンセに殴りかかるシーンが描かれ、緊張感が高まった。
強力特捜チームと広域捜査隊は、マギ(イ・ホジョン扮)が流した偽情報を基に覚醒剤の流通組織を摘発する作戦に乗り出した。捜査は「偽キャンディ」の流通組織を壊滅させるためのマギによる誘導作戦から始まった。警察はこの情報を元に「ポンピル」ことパク・ボンピル(クォン・ドンホ扮)を逮捕したが、その過程で予想外の成果が得られた。パク・ボンピルが密輸したロシア産スケトウダラの内部から韓国最大規模な覚醒剤の製造原料が発見されたのだ。
その後、捜査は「チョンイル海運」、「TAEコーポレーション」、「J9警備会社」間の繋がりを明らかにする方向に拡大した。覚醒剤が隠されていたスケトウダラを輸入していたチョンイル海運は意図的に倒産し、TAEコーポレーションに安値で売却された。この会社の物流輸送は、ミン・ジュヨン(オ・ジョンセ扮)の部下オ・ジョング(チョン・マンシク扮)が運営するJ9警備会社が担当していた。さらに、TAEコーポレーションの代表はインソン市長であるノ・ドクギュ(ソン・ジル扮)市長の息子であり、ノ市長は警察庁長のチョ・パンヨル(キム・ウンス扮)とも密接な関係にあった。
特捜チームは韓国の建国以来最大規模の覚醒剤密輸事件を摘発する成果を上げたにもかかわらず、警察庁長から叱責を受ける立場に置かれた。同じ頃、ミン・ジュヨンは警察の捜査を逆手に取り、ノ市長が覚醒剤の原料を横流ししていた事実を把握した。怒りの矛先はユン・ドンジュ(パク・ボゴム扮)に向けられた。
一方、コ・マンシク(ホ・ソンテ扮)の娘コ・ジョンア(チェ・ミョンビン扮)がフィリピンで留学中に家出し、密かに帰国する事件も発生した。コ・ジョンアは青少年科に所属している警察により発見され、コ・マンシクは彼女をマギが滞在する広域捜査隊のセーフハウスに送った。しかし、コ・ジョンアはそこに滞在している中、過去に飛行機で見たことのある「キム・ヨンハ」という名前からマギの正体に気付いた。これを察知したマギは故意に火災を起こし、コ・ジョンアと共にセーフハウスから脱出した。

その後、ユン・ドンジュのもとにコ・マンシクが紛失していた拳銃の入った不審な宅配便が届き、続いてボクシング後輩イ・ギョンイル(イ・ジョンハ扮)の母親チョン・ミジャから緊急の電話がかかってきた。麺屋でチョン・ミジャが銃撃を受けて倒れているのが発見されたのだ。ユン・ドンジュはテーブル上のキムパプからキュウリが抜かれているのを見て、犯人がミン・ジュヨンだと直感した。過去、社員食堂で彼がキュウリを避けている場面を目撃していたからだ。
チョン・ミジャはユン・ドンジュにとって単なる後輩の母親ではなく、深い意味を持つ存在だった。彼女が自分の代わりに攻撃された現実にショックを受けたユン・ドンジュは、先にミン・ジュヨンからカウンターパンチを受けた後、怒りの拳を返すシーンで第6話は締めくくられた。このシーンは、パク・ボゴムの感情演技と雨の中のアクションが相まって大きな反響を呼んだ。反撃に出たユン・ドンジュが再び形勢を逆転できるか、注目が集まっている。
『グッドボーイ』第6話の放映終了後、視聴者からは「ドンジュが可哀想だ、再び母親を失ってしまった…」、「昨日のエンディング、本当に素晴らしかった」、「昨日のエンディングの余韻が半端ない」、「ドンジュが試練を乗り越えられますように」、「今週の放映分が一番面白かった」、「魔の6%を超えたので、このまま『グッドボーイ』の視聴率がどんどん上がりますように」、「興奮して眠れなかった」、「パク・ボゴムの代表作になるかも」、「海外ドラマを見ているようだ」、「毎回映画一本を観たかのような気分」、「4話のエンディングでもパク・ボゴムの演技は素晴らしかったけど、雨の中を大股で歩いてオ・ジョンセに殴りかかるエンディングも鳥肌が立った」、「今日のエンディングの余韻が悲しくて本当に涙が出た」など、熱狂的な反応が寄せられた。
『グッドボーイ』は毎週土曜の午後10時40分、日曜の午後10時30分に韓国のテレビ局JTBCにて放映されている。現在、『グッドボーイ』はTving、Netflix、Coupang Play、WAVVE、Disney+など主要OTTで視聴可能だ。

JTBC土日ドラマ『グッドボーイ』視聴率推移(ニールセンコリア提供、韓国の全国基準)
-第1話(05.31放映)4.8%
-第2話(06.01放映)5.3%
-第3話(06.07放映)5.6%
-第4話(06.08放映)5.3%
-第5話(06.14放映)5.9%
-第6話(06.15放映)6.2%
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