Disney+と韓国のテレビ局KBS2が共同制作する超大型ドラマ『TWELVE トゥエルブ』がベールを脱いだ。

初放送は8月23日に予定しており、OTTプラットフォームでの公開と地上波での同時放送が決まり、公開前から大きな話題を呼んでいる。俳優マ・ドンソク、パク・ヒョンシク、ソ・イングク、ソン・ドンイルら人気俳優が勢ぞろいし、「史上最高のキャスティング」と評価されている。
KBSは8月から毎週水曜日と木木曜日に放映していたドラマ枠を土曜日と日曜日に再編し、週末ドラマと合わせて「ドラマゾーン」を形成、視聴者のチャンネル維持を狙う。その第1弾となる『TWELVE トゥエルブ』はKBS2で毎週土曜と日曜の夜21時20分に放映され、Disney+でも同時配信される。
この作品は東洋の十二支をモチーフにした世界観を描く。人間界を守る十二天使がヴィランと戦うアクションヒーロー物で、古代と現代を行き来する壮大なストーリーが特徴だ。

公開されたスチールではキャラクターの個性が際立つ。虎の天使「テサン」役を演じるマ・ドンソクはリーダーとして圧倒的な存在感を示す。封印されていたヴィランが復活し、テサンは仲間と共に全面戦争へ挑む。
烏の悪「オグィ」役を演じるパク・ヒョンシクが善悪対立の柱を担う。猿の天使「ウォンスン」役を演じるソ・イングクは遊び心と戦略眼を兼ね備える。龍の天使「ミル」役を演じるイ・ジュビンは封印された力を秘めている謎めいた存在だ。

コ・ギュピルは豚の天使「ドニ」、カン・ミナは犬の天使「ガンジ」を演じる。ソン・ユビンは鼠の「ジドル」、アン・ジヘは馬の「マルスク」、新人女優のレジーナ・レイは蛇の天使「バンウル」に起用された。
さらにソン・ドンイルが十二天使を統括する管理者「マロク」として登場し、物語に重厚感を加える。多彩な動物の特徴と緻密な設定が、新たなファンタジー体験を予感させる。
『TWELVE トゥエルブ』は正義、犠牲、連帯をテーマに、人間界と天上界を横断する物語を描く。KBSとDisney+による同時公開で、韓国内外の視聴者を取り込む戦略だ。

9月には『TWELVE トゥエルブ』の続きに女優イ・ヨンエ、俳優キム・ヨングァン、俳優パク・ヨンウ主演のドラマ『ウンスの良い日』がで放映される予定だ。平凡な子供の保護者と謎めいた教師の危うい共犯関係を描くミステリードラマで、覚醒剤が入ったバッグをめぐる心理戦が見どころとなる。
KBSが再編した土曜日と日曜日にミニシリーズを放映するという戦略は、コンテンツの多様化とプラットフォーム融合の観点で注目を集めている。マ・ドンソクを中心にした12人のヒーローが、この夏のK-ドラマ市場を盛り上げるか注目される。
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