胸高鳴るエンディングで視聴者を虜にしたドラマがある。

tvNドラマ『巫女と彦星』第7話では、パク・ソンア(チョ・イヒョン)とペ・ギョヌ(チュ・ヨンウ)の感情がついに向き合った。ソンアは「一日だけ過ぎれば普通に暮らせる」と悪鬼ボンスに涙ながらに懇願し、ギョヌはソンアを泣かせたことに苦しみながらボンスと危険な取引を敢行した。「もともと私はとても怖がりなんだ。でも今は全然怖くない。君が本当に温かいから。好きだ」という告白とともにギョヌは想いを伝えた。悪鬼憑依という危機の中でより強固になった二人の関係は、双方向救済ロマンスとして視聴者のときめきを高めた。
ソンアとギョヌが互いのために危険を冒すにつれて視聴率も上昇した。第7話は首都圏基準で平均4.6%、最高5.8%、全国基準で平均4.8%、最高5.9%を記録し、ケーブルと総編を含む同時間帯1位となった。男女20~49歳ターゲット視聴率は全国基準で最高2.3%となり、全チャンネル総合1位を獲得した。(ニールセンコリア有料プラットフォーム基準)
この日の放送ではソンアと悪鬼ボンスの追撃戦が始まった。ボンスはソンアに「自分を先に見つければ願いを一つ叶えてやる」と提案し、ソンアはギョヌを救うためにこれを受け入れた。廃屋を抜け出したボンスは束の間の自由を楽しんだがソンアに捕まり、ソンアはボンスの手を握りしめ必死にギョヌを助けてほしいと頼んだ。

この瞬間、ソンアが手を取った悪鬼ボンスは実はギョヌに戻っていた。その事実を知らないソンアは「ギョヌが初恋だった」と打ち明け、そこでようやくギョヌは自分がボンスではないことを明かした。ソンアが驚いて手を離すと再びボンスが現れ、ソンアはスキンシップが悪鬼封印の鍵であることに気付いた。
告白後、ソンアとギョヌは本格的に感情を分かち合い始めた。悪鬼ボンスを閉じ込めるために手を縛って共に夜を過ごしたり、三七日の期間を無事に越えられず落胆するソンアをギョヌが温かく慰める場面も続いた。しかしボンスは暴走し、ソンアが眠っている隙に学校へ向かいピョ・ジホ(チャ・ガンユン)を襲おうとした。ボンスはギョヌの顔で学校内を縦横無尽に動き回り、周囲を混乱に陥れた。
ソンアはボンスを止めるために降霊術まで動員したが力及ばず危機の瞬間、ボンスを阻止したのはギョヌだった。ギョヌはボンスに取引を提案した。「アーチェリー大会に俺が出場できるよう協力してくれれば、学校では身体をお前に使わせてやる」という条件だった。危険な取引ではあったがギョヌは受け入れ、学校ではボンスが身体を使うことで妥協した。
取引を知ったソンアは命が懸かった事だからと反対したが、ギョヌは動じることなく「一つの身体だからむしろ有利だ」とソンアを安心させた。そして「君が守ってくれたから大丈夫になった。もともと怖がりだったけど今は全然怖くない。君がとても温かいから。好きだ」と告白した。これにソンアは静かにギョヌを抱きしめた。危機の中で互いを守り抜いてきた二人の初恋はさらに深まった。
ヨムファ(チュ・ジャヒョン)とトンチョン将軍(キム・ミギョン)の過去の物語も一部明らかになった。雑鬼を断ち切る剣に倒れたヨムファを廃屋に置いておけなかったトンチョン将軍は彼女を連れ出した。ヨムファは「そのとき息の根を止めておくべきだった。禍根になると分かっていながらなぜ生かしたんだ」と刃を向け、黙々と悪運を祓う儀式を続けるトンチョン将軍の険しい表情は二人の間に隠された物語を示唆した。
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