ハイブとの法的紛争で世間の注目を集めていたミン・ヒジン前 ADOR 代表の背任容疑に、ついに結論が下された。

ミン前 代表に対し、警察は「嫌疑なし」の処分を下した。
ミン前代表側は15日、公式立場を発表し、ハイブが提起した業務上背任容疑について警察が「不起訴(不起訴送致)」を決定したと明らかにした。警察は具体的な不起訴理由の公開は難しいとの見解を示したという。
ミン前代表側によれば、昨年4月ハイブが告発した業務上背任容疑2件はいずれも、警察の捜査結果「嫌疑なし」と判断され不起訴処分となった。ミン前代表側は「1年以上にわたる捜査の末、ミン前代表の違法性は認められなかった」と強調し、事実上の法的紛争でミン前代表に軍配が上がった決定であることをアピールした。
本件は2023年4月、ハイブが「ミン前代表がADORの経営権を奪取しようとした」と主張して発覚した。当時ハイブはミン前代表に対する緊急監査を行った後、警察に業務上背任容疑で告発状を提出した。
これに対しミン前代表は一貫して「経営権簒奪を企てたり試みたりした事実はない」と否認。両者の対立はその後も続き、ミン前代表は同年11月にADOR社内取締役を辞任し会社を去った。

HYBEは同日、公式コメントを即座に発表し、同社が昨年ミン・ヒジン前代表らを相手取って提起した業務上背任事件が不起訴処分となったことについて「本日中に直ちに検察へ異議申し立てを行う予定だ」と明らかにした。
さらに「警察捜査以降、NewJeansメンバーによる専属契約解除宣言など新たな状況が発生しており、関連訴訟では新証拠も多数提出されている」と説明。
HYBE側は「仮処分抗告審(ソウル高裁)がミン前代表に対し『専属契約の前提となった統合構造を意図的に破壊している立場にある』と判断しただけに、異議申し立て手続きで不起訴決定を争う方針だ」とした。
加えて「ミン前代表側がHYBEおよび系列会社の役職員を相手に無分別に提起した告訴・告発事件もすべて不起訴となった」とし、
▲ミン前代表がBELIFT LAB経営陣とクリエイティブディレクターらを名誉毀損および虚偽告訴で告発した件
▲Team BunniesがBELIFT LAB経営陣らを情報通信網法違反(名誉毀損)で告発した件
▲シン・ウソク(Dolphin Kidnappers代表)がADOR現経営陣を情報通信網法違反(名誉毀損)で告訴した件——
いずれも「嫌疑なし」で不起訴または却下されたと付け加えた。
ミン・ヒジン前代表 公式立場全文
昨年4月、HYBEはミン・ヒジン前代表を業務上背任容疑で告発しました。
その後1年以上にわたる警察捜査の結果、当該容疑についてミン前代表の違法性は認められず、本日(7月15日)、警察からHYBEが告発した2件すべてに対し「嫌疑なし」の不起訴決定が下されたことをお知らせいたします。
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