
JTBCドラマ『グッドボーイ』が、最終回直前にもかかわらず視聴率を伸ばし続けている。19日放送の第15話は全国6.6%、首都圏6.3%をマークし、土曜ミニシリーズの首位を堅守した。ミン・ジュヨン(オ・ジョンセ)の狂気と、ユン・ドンジュ(パク・ボゴム)の率いる強力特殊チームの追跡劇が高評価を呼び、20日放送の最終回への期待が一気に高まった。作品はAmazonプライムビデオでも世界配信されている。

第15話。ドンジュはオ・ジョング(チョン・マンシク)との死闘で視力を失う寸前に追い込まれたが、キム・ジョンヒョン(イ・サンイ)の助力で検査と治療を受け、再び闘志を燃やす。チームの最優先課題は防犯カメラや検問をすり抜けて逃げたジュヨンの行方を追うことだ。
人質になっていた警察庁長チョ・パンヨル(キム・ウンス)の指示で、警務部長ファン・ギョンチョル(ソ・ヒョンチョル)が決定的な情報を提供。インソン市の有力者たちはいずれも貿易で巨額を稼ぎ、ジュヨンが関税庁勤務だった時期に急成長していたことが分かった。
調査の結果、ジュヨンは関税庁情報管理課で統合DBを扱い、書類の登録と廃棄を一手に担っていた。故意倒産したチョンイル海運は虚偽の税務請求書で調査を受けており、彼が税務情報を悪用して裏金と人脈を築いた疑いが濃厚だ。不正書類を押さえれば、背後にいるインソン市の上層部まで一網打尽にできる。
ドンジュは潜入スパイをおとりに隠し場所を探ろうとしたが、ジュヨンは罠を察知し書類の焼却を指示して逃亡した。
作戦失敗直後、チ・ハンナ(キム・ソヒョン)は動線を洗い直し、ジュヨンが向かったヨンサン区がノ・ドクギュ(ソン・ジル)区長時代に公立図書館を建設した地区であることを突き止める。地下収蔵庫が保管場所と判断し急行、裁断直前の書類を押収した。逃げたドクギュは逮捕され、記者の前でインソン市高官の不正が白日の下に晒された。
資金源を断たれたジュヨンは暴走。朝鮮族組織のペク・ソクチュン(アン・セホ)一味を銃撃して麻薬を奪い、日本のヤクザとの取引が破談になると売人に無料でばらまいた。その条件は「時限爆弾を積んだトラックを市街地で走らせる」こと。マグィ(イ・ホジョン)はドンジュに「ジュヨンは欲しい物は奪い、手に入らない物は壊す『狂ったヤツ』」と警告した。
ドンジュが示された住所へ急行すると、そこは麻薬トラックの現在地だった。暴走を止めた直後に爆弾が爆発し、市中心部は修羅場に。ビルの屋上から眺めていたジュヨンは「今日はとびきり印象的な日になる」と呟き、第15話は衝撃的に幕を閉じた。
一方、パク・ボゴムの熱演には賞賛が集中。ネットユーザー「moly1****」は「演技が本当にうまい」、 「user-ce3ju4****」は「演技がヤバい」。 「lifeisdilemma」は「これは演技じゃなく本物」、 「raygreen692」は「ドンジュの瞳が切なすぎる」と書き込んだ。
『グッドボーイ』は緻密な脚本と熱演で視聴率トップをキープ。最終決戦でユン・ドンジュと「グッドベンジャーズ」がどう勝つのか注目が集まる。
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