過激な題材と高い露出度で視聴者を釘付けにし、人気がうなぎ登りのドラマが話題となっている。

その主役は、公開直後にOTTコンテンツランキング上位を席巻しているウェーブオリジナルドラマ『Sライン』だ。
11日に初公開された『Sライン』は、性的関係を結んだ人物間に現れる赤い線を軸に展開するファンタジースリラードラマである。公開直後にプラットフォームで新規有料加入者獲得首位を記録し、視聴者数でもトップとなり、その爆発的な人気を証明した。
本作はコマビ作家の同名ウェブ漫画を原作にした全6話シリーズで、毎週金曜日に2話ずつ配信され、25日に完結する。特殊な眼鏡や先天的能力でしか見えない「Sライン」という独自の設定を通じて、人間の禁断の欲望と隠された秘密が次第に暴かれていく物語だ。イ・スヒョク、イ・ダヒ、アリン、イ・ウンセムなど、斬新なキャストも話題を呼んでいる。

劇中でイ・スヒョクは、Sラインの真実を追う刑事ハン・ジウクを演じ、強烈な存在感を示している。最近配信された第3話と第4話では、姪のソナ(イ・ウンセム)が学校の屋上から転落する事故が起こり、ジウクが本格的に事件の手がかりを追い始めた。
ジウクはソナの転落が単なる事故ではないと直感し、単独で捜査を開始する。ソナの友人ヒョヌプ(アリン)に会いながら手がかりを探す過程で「Sラインが見える眼鏡」の存在を聞き、半信半疑だった彼が実際の殺人現場でその眼鏡を発見したことで、劇的な緊張感が高まった。

『Sライン』は冒頭から過激なベッドシーンと露出シーンが登場し、視聴者の間で大きな反響を呼んだ。R18+に相応しい大胆な演出は、地上波では実現しにくい表現をOTTの自由度の高い環境で実現し、作品世界を直感的に伝える装置となっている。
しかし、単なるセンセーショナリズムに留まらず、社会的偽善と人間本性の二面性を鋭く掘り下げるというメッセージを内包し、深みのある心理スリラーとしての一面も備えている。序盤の強烈な露出シーンは、次第に登場人物の内面の変化や関係の複雑さを象徴的に描き出し、物語の軸となっている。

作品性の面でも注目すべき成果を挙げた。『Sライン』は第8回カンヌ国際シリーズフェスティバル長編コンペティション部門に正式招待され、韓国ドラマとして初めて音楽賞を受賞し、世界から高く評価された。
視聴者の反応も熱烈だ。「私的関係がすべて見える眼鏡なんて…本当に斬新な設定」「このドラマ面白いですね。次の回を早く見たい!」「義兄のどんでん返し、マジで鳥肌がたった…」「うわ、独特だけどめちゃくちゃ面白い」「脚色が本当にうまい」「『殺人者のパラドックス』らしいが、確かに内容が新鮮だね」「没入感がすごい。ずっと推理しながら見てしまう」などの声が相次いでいる。独特で衝撃的な設定、緻密な心理劇の展開、俳優たちの大胆な演技が高く評価されている。
『Sライン』は2025年下半期の韓国OTTドラマの話題作として位置づけられ、幅広い大衆性と高い作品性を兼ね備えた成功作と評価されている。第5話と最終話は25日11時にウェーブで公開される予定だ。
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