熱帯夜でなかなか眠れぬ夏の夜、韓国の映画館で朝日が昇るまで映画を鑑賞できるイベントが開催される。

韓国の映画館CGVは15日と16日の2日間、夏の夜を特別に過ごす深夜映画祭「熱帯夜ムービーナイト – オールムービーナイト」を開催すると13日に発表した。本イベントは、猛暑の中、涼しい映画館で夜通し映画を鑑賞し、休息も取れるよう企画された。
今回のイベントでは、『F1/エフワン』『バレリーナ』『悪魔が引っ越してきた』『ゾンビになってしまった私の娘』など計4本の映画を連続して鑑賞できる。
『F1/エフワン』はブラッド・ピット主演のスポーツドラマで、引退した伝説のレーサーが再びF1に復帰し、苦境に立たされたチームを導く姿を描く。実際のF1グランプリ現場で撮影され、迫力あるレースシーンとリアリティあるレーシングの世界が堪能できる。
『バレリーナ』は『ジョン・ウィック』シリーズの世界観を拡大したアクションスリラーで、一人の女性が容赦ない復讐に挑む物語である。華麗なアクションと緊迫した展開が特徴だ。
『悪魔が引っ越してきた』は、未明に悪魔に変貌する女性を監視するアルバイトに巻き込まれた青年の奮闘を描くコメディファンタジーで、イム・ユナとアン・ボヒョンの愉快なケミストリーが見どころとなる。
『ゾンビになってしまった私の娘』は、ゾンビに変化した娘と生き残った家族が奇妙に共存する様子をコミカルに描いた実写映画で、Naverウェブ漫画原作の再解釈を行った作品である。
観客は、2本連続の「ムービーナイト 2作品 – 入門者用深夜セット」(1万4,000ウォン(約1,480円))または3本連続の「ムービーナイト 3作品 – オールムービーナイトセット」(2万1,000ウォン(約2,220円))から選ぶことができる。
本パッケージは、一般上映館だけでなく、プレミアムシートのリクライニング上映館や自然を感じさせるヒーリング上映館「シネ&フォレ」でも同料金で利用可能だ。加えて、シネ・ド・シェフが提供するプレミアムモーションベッド上映館「テンパーシネマ」も深夜特価で開放される。テンパーシネマは午後11時から翌朝6時まで、映画2本と「おやすみタイム」を含むプランを5万ウォン(約5,286円)で提供し、プレミアムソファ上映館「ゴールドクラス」は深夜2本で2万ウォン(約2,114円)、3本で3万ウォン(約3,170円)で鑑賞が可能である。

映画鑑賞と併せて楽しめるグルメも充実している。涼やかなビール1缶とスナック1種がセットの「ビールセット」は7,500ウォン(約792円)、カフェインレスのコールドブリュー1杯とシグネチャースイートポップコーン1個が含まれる「ディカフェインセット」は7,000ウォン(約739円)で提供される。特に、CGV龍山(ヨンサン)アイパークモールのSCREENXリクライニング館では、「オールムービーナイト」鑑賞者全員に、快適に眠れる「シネショップぐっすりスリープクッション」が贈呈される予定だ。
CGV関係者は「今年の夏、猛暑を避け涼しい映画館で連続して映画鑑賞を楽しむ、新たな夏の夜をご提案するイベントです。お好みに合わせた映画選択と多彩な上映館、各種特典で『オールムービーナイト』ならではの魅力を存分に味わっていただきたいです」と述べた。
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