初放送を前に、期待作がひしめく中で視聴意向率1位を獲得した韓国ドラマ『TWELVE トゥエルブ』に注目が集まっている。

豪華なキャスティングと独創的なコンセプトで放送業界の注目を浴びる本作は、KBS 2TVの新しい土日ミニシリーズ『TWELVE トゥエルブ』である。東洋の十二支神に着想を得たファンタジー・アクションヒーロー作品で、人類を守るため人間の姿で暮らす12人の天使が、闇の勢力と戦う物語だ。
リサーチ専門機関コンシューマーインサイトが14日に発表した「8月第3週 OTT Kオリジナルコンテンツ視聴者評価レポート」によると、『TWELVE トゥエルブ』はローンチ予定作の中で視聴意向率1位となった。
特に『TWELVE トゥエルブ』は、Netflixの18禁ドラマ『エマ』、映画『告白の歴史』、Genie TV『大切な私のスター』、TVING『不倫は不倫でお返しします』、Coupang Play『コンフィデンスマンKR』、TVING『私、私、そして私』などの強力な競合作を押さえてトップに立った。青少年利用不可として話題を集めたNetflix期待作『エマ』をも上回ったことは、『TWELVE トゥエルブ』への関心の高さを示している。

何より目を引くのは華やかな出演陣だ。マ・ドンソクは虎を象徴する天使リーダー「テサン」役を務め、パク・ヒョンシクは封印から解き放たれた悪の存在「オグィ」を演じる。さらにソ・イングク(ウォン・スン役)、イ・ジュビン(ミル役)、ソン・ドンイル(マロク役)、コ・ギュピル(ドニ役)、カン・ミナ(カン・ジ役)、アン・ジヘ(マルスク役)、台湾の女優レジーナ・レイ(バンウル役)らが合流し、盤石の布陣が完成した。
物語は数千年前に遡る。人間界を守ってきた12天使が、強大な悪鬼との激闘で犠牲を払い、悪鬼を封印。その後、天使たちは正体を隠しながら人間として生活していたが、オグィの復活により再び世界を救う使命に立ち向かう。

出演者たちは本作の魅力を「独特な世界観」にあると口を揃える。マ・ドンソクは「東洋的でありながら韓国らしさを色濃く感じさせる独創的なスーパーヒーローが登場する。十二支神をモチーフにした独自の世界観が新鮮な楽しさを提供する」と語った。
パク・ヒョンシクは「十二支神の物語を扱うファンタジードラマで、現代と古代を行き来しながら展開する。目でも耳でも楽しめる作品になる」と述べ、レジーナ・レイは「十二支神をベースにした独特なヒーロー世界。新鮮な題材、時代を超えるストーリーなど見どころが満載」と期待を寄せた。

各キャラクターの個性あふれるアクションも大きな見どころだ。ソ・イングクは「キャラクターの特徴を生かすために俳優それぞれが努力した。その多彩な魅力をぜひ注目してほしい」と呼びかけ、ソン・ドンイルは「十二支神の動物のように多様なキャラクターが力を合わせて繰り広げる化学反応が際立つ作品」と紹介した。
イ・ジュビンは「ファンタジーと伝統的要素の調和、キャラクター間の複雑な関係、そして個性豊かなアクションが見どころ」と語り、アン・ジヘは「人間を守るため能力を総動員する天使たちのスーパーヒーローぶりが本作の魅力。キャラクターごとの能力と戦闘スタイルが融合し、強烈なカタルシスをもたらす」と自信を示した。
『TWELVE トゥエルブ』は23日午後9時20分、KBS 2TVで初放送され、Disney+でも同時公開される。地上波とグローバルOTTの同時放送という新たな試みも注目を集めている。
東洋の伝統説話と現代ファンタジーが融合した新しい形のKアクションヒーローシリーズとして、『TWELVE トゥエルブ』が視聴率でも1位を維持できるのか、大きな関心が寄せられている。
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