
現職の幹部消防士が歌手PSYのコンサートチケット80枚を主催者から受け取った疑いで告発され、警察が捜査に乗り出した。
仁川警察庁反腐敗経済犯罪捜査隊は、請託禁止法(不正請託及び金品等の収受禁止に関する法律)違反の疑いで仁川西部消防署所属の消防警A氏を捜査していると21日に明らかにした。
A氏は6月、仁川西区(インチョン・ソく)のアジアド競技場で開かれた「PSY SUMMER SWAG 2025」で、主催した公演企画会社から入場券80枚を受け取った疑いが持たれている。
企画会社側は「消防職員の家族招待」を名目にチケットを渡したが、A氏はこの事実を上司に報告しなかったと伝えられている。
仁川消防本部は先月、A氏の請託禁止法違反の疑いを把握し、職務から外した上で警察に告発した。警察はチケットの入手経緯や処分方法などについて捜査を進める方針だ。
警察関係者は「告発状が受理され、具体的な事実関係を調査する予定だ」とコメントした。
「PSY SUMMER SWAG」は、歌手PSYの夏を代表するブランドコンサートで、観客が真夏に水を浴びながら楽しめることが特徴だ。2011年に始まって以来、毎年全席完売を続けている。
昨年は全国9都市で計45万人を動員。今年も仁川の開幕公演に3万人、束草(ソクチョ)公演に2万5,000人が集まり、7月時点で累計43万3,033人の観客数を記録した。
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