ハリウッド大作『F1/エフワン』は、全世界で6億ドル(約883億円)以上の興行収入を記録し、大ヒットとなった。

今年のハリウッド映画興行ランキング6位
25日、米国映画メディア「ボックスオフィス・リポート」は、映画『F1/エフワン』が2025年に全世界で6億340万ドル(約888億円)の興行収入を上げたと報じた。これは今年のハリウッド映画の中で6位に位置する記録だ。5位の映画『スーパーマン』を除けば、1位の『リロ&スティッチ』、続いて『マインクラフト/ザ・ムービー』、『ジュラシック・ワールド/復活の大地』、『ヒックとドラゴン』など、ほとんどがファミリー向け作品の中での快挙である。
『F1/エフワン』はブラッド・ピットのキャリア最大のヒット作となり、映画『ワールド・ウォーZ』の興行収入である5億4,000万ドル(約794億円)を上回った。
本作の収益には韓国での支持が大きく、韓国では逆転ヒットとなり450万観客を突破している。この結果、韓国は中国に次いで海外興行第2位に浮上している。

最高たちが創る最高の映画
本作は、過去の事故でF1から退いたソニー・ヘイズ(ブラッド・ピット)が再び飛躍する姿を描く。若いチームメンバーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)と、プライドと勝負心に燃えるソニー・ヘイズが、互いに競い合いながら頂点を目指す物語だ。
F1 75周年を記念した本作はキャストも豪華で、ハリウッドを代表するブラッド・ピット、実力派俳優ハビエル・バルデム、注目の新人ダムソン・イドリスが出演している。制作陣も「ドリームチーム」と呼ばれ、映画『トップガン マーヴェリック』で知られるジョセフ・コシンスキー監督、映画音楽界の巨匠ハンス・ジマー、著名プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーが参加。さらに、F1で7回の優勝を誇る「F1の皇帝」ルイス・ハミルトンも制作に関与し、リアリティを追求した。
ブラッド・ピットとダムソン・イドリスは、役作りの一環として実際にレーシングカーを操り、F2車両を運転するリスクを冒した。特にブラッド・ピットは、61歳にして数々のレース練習に励んだ。

世界的な人気を背景に、関係者は続編の制作に迅速に着手している。複数の現地映画メディアは、『F1/エフワン』続編が決定する見通しだと伝えている。続編にはトム・クルーズが加わり、二大主人公となる可能性があるという。もともと、本作はトム・クルーズ主演の『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』続編として企画されていたため、実現性は十分にあると見られている。監督ジョセフ・コシンスキーが『トップガン マーヴェリック』を手掛けた実績もその可能性を裏付けている。
世界的ヒットを続ける『F1/エフワン』が、今後どのような興行収入を上げるか、その動向に注目が集まる。
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