俳優兼歌手ジュノがtvN新ドラマ『台風商社』で、1997年に大ブレイクしたオレンジ族(1990年代前半、華やかな消費生活を享受した韓国の20代)の「カン・テプン」に変身する。

『台風商社』は、1997年のIMF危機時に、従業員も資金もなく、売るものさえなかった貿易会社の社長となった初心者ビジネスマン「カン・テプン」の苦闘と成長を描く物語だ。俳優ジュノ、キム・ミンハ、キム・ミンソク、クォン・ハンソルなどが出演する。ドラマは、国を襲った危機で世界が終わったかのように感じられた暗い時代に、自らの居場所を守り抜いた普通の人々の熱いサバイバルを通し、困難な時を迎える人々に温かな慰めと勇気を届ける。
ジュノが演じる「カン・テプン」は、狎鴎亭(アックジョン)を席巻したオレンジ族の若者で、IMF危機の中でビジネスマンとして成長していく人物だ。視聴率17.4%を記録した『赤い袖先』や『キング・ザ・ランド』などのグローバルヒット作を次々と生み出し、すでに絶大な人気を博している彼は、次作への期待が高まる中で本作を通じ、また新たなキャラクターの刷新を予告している。
29日に『台風商社』制作陣は、狎鴎亭を席巻したオレンジ族に扮したジュノのスチールカットを公開した。彼は90年代のレトロな感性を感じさせるファッションとブリッジヘアで、オレンジ族を見事に再現し、注目を集めている。

テプンは単なるハンサムなオレンジ族の若者に留まらない。彼は台風ではなく「花」を象徴し、自らも美しく咲き、折れることなく実を結びたいという青春の熱い願望と夢を秘めている。外見は自由奔放ながら、内面は誰よりも熱く堅固であるという意外な魅力が、『台風商社』ならではの青春物語への期待を高める。テプンが一夜にして貿易会社の初心者社長となり、IMFの混乱に飛び込む展開は、視聴者に再び「ジュノ旋風」を巻き起こすだろう。
制作陣は「ジュノは単に格好良い90年代青春を描くだけでなく、あの厳しかった時代を乗り越えた青春の熱い顔を生き生きと映し出す」と述べ、「時代を超える共感を呼ぶ『カン・テプン成長物語』を彼がどのように描くのか、また新たなジュノのシグネチャー青春キャラクターが誕生する瞬間に注目してほしい」と語った。
tvN新ドラマ『台風商社』は、10月に初放送される。
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