アニメファンにとって朗報だ。圧倒的な人気を誇る日本アニメ『呪術廻戦』がついに戻ってくる。

先月31日、日本のアニメ配給会社TOHO animationは公式YouTubeチャンネルを通じて『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」のティザー映像を公開した。原作漫画でも雰囲気が一気に暗転する今回のストーリーは、命を懸けた「デスゲーム」を描き、再び世界を震撼させると予想されている。
世界TVアニメ1位、『呪術廻戦』
『呪術廻戦』は現在の日本漫画界を代表する作品のひとつだ。原作コミックスは日本国内で累計発行部数1億部を突破し、ごく一部の作品しか入れない「1億部クラブ」に堂々と名を連ねている。データ会社Parrot Analyticsによると、2023年にはアニメシリーズ『呪術廻戦』が全世界で最も需要のあるTVアニメ1位となり、ギネス世界記録にも認定された。韓国ではアニメ放送時にZ世代の間で作中の必殺技名「領域展開」が流行語のように使われたこともあった。
ジャンルはファンタジー・オカルトで、平凡な学生が呪術師となって世界を救う物語を描く少年漫画だ。主人公イタドリ・ユウジは偶然「呪霊」と呼ばれる怪物のような存在に遭遇し、友人を救うために呪霊の王スクナの指を飲み込んでしまう。その結果、スクナの力の一部を宿すことになる。
その後イタドリは呪霊を祓う呪術師集団に加わり、「弱き者を助けろ」という祖父の遺言を守るため、呪霊たちに立ち向かっていく。

『呪術廻戦』の最大の特徴は、典型的な少年漫画のストーリー構造を踏襲しながらも、決定的な瞬間に既存のクリシェを打ち破る点にある。重要人物だったキャラクターが予想外の死を迎えたり、成功するはずだった主人公の作戦がかえって大きな危険を招いたりする。このような展開によって、『呪術廻戦』は『鬼滅の刃』や『チェンソーマン』と並び、2010年代後半から登場した新世代少年漫画の代表作と評価されている。
280億の興行収入を記録した主人公が登場
『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」は、ティザー予告の段階からファンの期待感を最高潮に引き上げている。特に本編の前日譚にあたる『劇場版 呪術廻戦0』の主人公、オッコツ・ユウタが登場し、大きな話題を呼んでいる。『劇場版 呪術廻戦0』は全世界で興行収入1億9,000万ドル(約280億4,583万円)を記録した大ヒット映画だ。
オッコツは人々を救えなかったイタドリ・ユウジを処刑するために刀を抜き、イタドリは反撃を準備し、本格的な二人の主人公の戦いが始まろうとしている。さらに遥か昔に眠っていた呪術師たちが現代に蘇り、デスゲームが幕を開けることで血みどろの展開が予告されている。特に今回のストーリーでは呪術師の必殺技である『領域展開』が無数に登場するため、華麗なアクションシーンで埋め尽くされることが期待されている。

制作は第1期・第2期に続き、再びMAPPAが担当する。MAPPAは業界でも屈指の映像美でファンから称賛を浴びてきただけに、今回も観客の心を掴むことは間違いないだろう。
『呪術廻戦』第3期「死滅回游 前編」は2026年1月に放送が確定した。果たして今回はどのような記録を打ち立てるのか、世界中のファンの関心が集まっている。
コメント0