シンドローム級の現象を巻き起こしているNetflix映画『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』が、映画とショー部門を合わせてNetflixで最も視聴された作品となった。

Netflix公式サイト「TUDUM」によれば、『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の累積視聴数は2億6,600万に達し、映画とショーを含めた全コンテンツの中で歴代1位に浮上した。2週間前の統計では『イカゲームシーズン1』(2億6,520万視聴数)、『ウェンズデーシーズン1』(2億5,210万視聴数)に続く3位だったが、一気に順位を逆転した。
Netflixは公開後91日間の累積視聴数を基準にランキングを集計する。『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の公開日は6月20日であり、まだ約2週間分の更新期間が残されているため、この記録はしばらく破られることは難しいと見られる。

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は、昼はK-POPガールグループとして活動し、夜は密かに退魔師として戦う「ハントリックス」のルミ、マラ、ジョイが、昼はK-POPボーイズグループだが夜には悪霊となり人類を脅かす「サジャボーイズ」を退治する物語である。ハントリックスは巫堂(韓国の伝統的なシャーマン)、サジャボーイズは死神をモチーフにしており、多彩な韓国文化を背景に描かれる点が注目を集めた。また、世界的に人気を誇るK-POPを題材にしていることから、国内外の音楽ファンの関心と共感を呼んだ。
作品のOST(オリジナル・サウンドトラック)も大ヒット中だ。メイン曲の一つ「ゴールデン」(Golden)はビルボードのメインシングルチャート「Hot 100」で通算3週連続1位を獲得した。「ゴールデン」は作中のK-POPガールグループ「ハントリックス」が歌う楽曲で、作曲はSMエンターテインメントの元練習生であるイ・ジェ、歌唱はオードリーヌナとレイ・アミが担当した。
もっとも、この作品は韓国映画ではない。俳優アン・ヒョソプとイ・ビョンホンが声優として出演し、韓国系アメリカ人スタッフも参加しているが、制作は米ソニー・ピクチャーズ・アニメーションが担当した。演出は韓国系カナダ人のマギー·カン監督とクリス・アッペルハンス監督が共同で務めている。
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