TV朝鮮とクーパンプレイが共同制作したドラマ『コンフィデンスマンKR』が、12日大団円を迎える。しかし、全12話の旅路を終えたこの作品は、依然として視聴率1%の壁を突破できず、残念な結末を迎えている。

ニールセンコリアの全国有料放送世帯基準によれば、11日に放送された『コンフィデンスマンKR』第11話は視聴率1.4%を記録した。初回放送時は1.1%でスタートし、その後一度も1%台を脱出できなかった。特に第4話は0.9%まで落ち込み、下降傾向が続いた結果、第10話では最低視聴率の0.7%を記録した。つまり、「視聴率1%台固定」という苦いタイトルを残すこととなった。
興味深いのは、韓国視聴率の低迷とは裏腹に海外での反響だ。グローバルOTT統計サイトFlixPatrolによれば、『コンフィデンスマンKR』はプライム・ビデオのワールドワイドTOP10チャート入りを果たし、東南アジアの一部の国では1位に輝く快挙となった。さらに、クーパンプレイ韓国人気作TOP3にも名を連ね、放送中はOTT中心の視聴層を堅実に確保した。

『コンフィデンスマンKR』は、異なる魅力を持つ3人の信用詐欺師が、富と欲望に囚われた人々を相手に奇想天外な詐欺劇を繰り広げる物語である。フジテレビで人気を博したシリーズ『コンフィデンスマンJP』を原作とするリメイク作品であり、昨年『私の夫と結婚して』で大ヒットを飛ばしたパク・ミニョンが主演を務め、話題を呼んだ。ここにはパク・ヒスン、チュ・ジョンヒョクなどの演技派俳優が参加し、期待感をさらに高めた。
しかし、現実は冷酷だった。華やかなキャスティングにもかかわらず、放送開始初期から「原作の愉快さを生かせなかった」という評価が続き、リメイクの限界を超えることはできなかった。制作陣は中盤以降、視聴率の反発を狙い、先月編成枠を午後9時10分から10時30分に移したが、結果は変わらなかった。
それでも、俳優たちは最後まで作品に対する愛情と誇りを失わなかった。「チームコンフィデンスマン」のリーダー、ユン・イラン役を務めたパク・ミニョンは、終了に際して「約9か月にわたる撮影で深い愛着が湧いた。いつものようにスタッフや共演者との別れが惜しいが、今回は後悔なく多くの変身を果たし、女優としてできる全てを尽くして満足している」と語った。続けて、「イランはとても苦労した。毎回異なるキャラクターを演じるのは大変だったが、誠実に頑張ってくれたことに感謝している」と、自身が演じたキャラクターに温かいメッセージを残した。

ジェームス役を務めたパク・ヒスンは「約9か月間の大長征を終え、すっきりしたような、どこか寂しさを感じる」と作品への愛着を語った。彼は「様々なキャラクターを演じていたため、あっという間に時間が過ぎた。三銃士が集結し悪を懲らしめるシーンは爽快で、非常に楽しかった」と述べた。また「ジェームス、おつかれさま、かっこよかった!」と、自身のキャラクターへの愛称を交えて笑いを誘った。
末っ子ミョン・グホ役のチュ・ジョンヒョクは「最終回が現実のものとは感じられない。共に過ごした瞬間が非常に恋しくなるだろう」と感想を述べ、さらに「イランとジェームスの間でいつも演じさせられる役柄だったが、その純粋さを最後まで失わずに演じられたことに感謝している」と付け加えた。
制作陣は「12日、『コンフィデンスマンKR』の最終話が公開される」とし、「最終回では『コンマン表の超大型サイダ』が炸裂する予定なので、ぜひ最後までご覧いただきたい」と予告した。
結果として視聴率は1%台を超えなかったものの、グローバルな反応は別の可能性を示した。OTT市場の拡大に伴い、ドラマの成否が単に国内視聴率のみで決まらない時代となっている。『コンフィデンスマンKR』は視聴率低迷にもかかわらず、海外視聴者に「K-ケイパー・ストーリー」の魅力を強く印象づけた点で、ある意味意義のある作品として評価される。

結局、『コンフィデンスマンKR』は「数字」では失敗に終わったが、「試み」としては挑戦的であった。今夜放送される最終回が、この長い旅路の終止符をどのように打つのか、そして最後の瞬間に反転の「コンフィデンス」を見せることができるのか、注目が集まっている。
※ TV CHOSUNドラマ『コンフィデンスマンKR』(ニールセンコリア提供、全国基準)
-第1話(09.06) 1.1%
-第2話(09.07) 1.5%
-第3話(09.13) 10.%
-第4話(09.14) 0.9%
-第5話(09.20) 1.3%
-第6話(09.21) 1.6%
-第7話(09.27) 1.8%
-第8話(09.28) 1.8%
-第9話(10.04) 1.5%
-第10話(10.05) 0.7%
-第11話(10.11) 1.4%
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