ガールズグループNewJeansのメンバー2人が、所属事務所ADORへの復帰を正式に表明した。

ADORは12日「NewJeansのメンバー、ヘリンとヘインが今後もADORと共に活動を続けたいという意向を示した」と公式発表した。
続けて「ヘリンとヘインは家族と共に慎重に協議を重ね、ADORとの十分な話し合いの末、裁判所の判決を尊重し専属契約を履行することを決定した」とし「ADORはヘリンとヘインが円滑に活動を続けられるよう最善を尽くす。メンバーに対する憶測は控えてほしい」と呼びかけた。
NewJeansは昨年8月、HYBEとの対立を受けて解任された前ADOR代表ミン・ヒジンの復帰などを求め、独自の活動を示唆していた。
しかし、先月30日、NewJeans側がADORを相手取って起こした「専属契約効力不存在確認訴訟」で全面敗訴した。裁判所はNewJeansの主張する契約解除理由には「十分な根拠がない」と判断した。
ソウル中央地裁民事合議41部(チョン・フェイル部長判事)は、契約解除の主要理由として挙げられた「ミン・ヒジン前代表の解任」が契約違反にあたるとは言えないと判断した。
判決では「ミン前代表の解任によってNewJeansのマネジメントに空白が生じたとは認められず、ADORの業務遂行能力が欠如しているとも言えない」「専属契約にはミン前代表が必ず経営を担う旨の条項も存在しない」と指摘した。
さらに「ミン前代表は代表取締役を退任しても社外取締役やプロデューサーとして業務に関与できた」「業務遂行のために代表職である必要はない」と判断を補足した。
そのうえで「当事者間の信頼関係が破綻したとは言えず、専属契約の維持が不可能なほどの不信が生じたとは認められない」とし、契約解除事由には当たらないと結論づけた。
この判決により、ADORの事前承認なしでのNewJeansの独自活動は制限されることとなった。上告審まで争う場合、契約期間である2029年まで活動が事実上困難になるとの見方も出ていた。
しかし今回、ヘリンとヘインが復帰を表明したことで、事態は新たな局面を迎える見通しだ。
残るメンバーのミンジ、ハニ、ダニエルは、現時点で公式な立場を明らかにしていない。

ADOR公式コメント全文
NewJeansのメンバー、ヘリンとヘインがADORと共に活動を続ける意向を示しました。
2人は家族と共に慎重に検討し、ADORとの十分な協議の末、裁判所の判決を尊重し専属契約を履行することを決定しました。
ADORは、ヘリンとヘインが円滑に芸能活動を続けられるよう最善を尽くします。
ファンの皆さまの温かい応援をお願い申し上げますとともに、メンバーに対する憶測はお控えいただきますよう、謹んでお願い申し上げます。
ありがとうございます。
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