たった4回の放送で驚異的な上昇を見せているドラマがある。それは、チャン・ギヨンとアン・ウンジンが主演するSBS水木ドラマ『ダイナマイト・キス』だ。このドラマは、先週の放送で最高視聴率を更新した後、Netflixのグローバルランキングで2位にまで上昇した。

26日、Netflixの公式サイトTUDUMが集計して発表したグローバル視聴ランキングによると、『ダイナマイト・キス』は17日から23日の間に640万回の視聴数と2890万時間の視聴時間を記録し、非英語のTVショー部門で2位に上がり、グローバル視聴者の関心を証明した。視聴率も上昇傾向を示している。19日に放送された3回は瞬間最高6.8%、首都圏5.6%の視聴率を、20日の4回は瞬間最高7.8%、首都圏6.5%の視聴率を記録した。物語の展開が進むにつれて、視聴率も上昇しているようだ。
『ダイナマイト・キス』の一行のあらすじは、生計を立てるために母親として偽装就職したシングル女性と、彼女を愛することになったチーム長の苦悩のロマンスだ。俳優チャン・ギヨン、アン・ウンジン、キム・ソヌ、ユ・ハヨンなどが出演する。
チャン・ギヨンは『コン・ジヒョク』役を熱演し、有能なチーム長の役割を担っている。アン・ウンジンは『ト・ダヘ』役を演じ、突然できた家の借金を解決するために母親として偽装就職するキャラクターを表現している。二人は偶然の事件でキスをし、それをきっかけにジヒョクはダヘに恋に落ちる。しかし、彼らは会社でチーム長とチームメンバーとして再び出会い、ジヒョクはダヘを子供がいる既婚女性だと誤解し、様々なロマンスが展開される。


「ドーパミン展開」と「お馴染みの要素」を生かす化学反応
『ダイナマイト・キス』の人気にはどのような背景があるのか。まず、ドラマが大々的に打ち出したように「ドーパミン爆発」の物語展開が視聴者を一瞬で魅了したと考えられる。
ドラマは初回からコン・ジヒョクとト・ダヘがキスをする事件を通じて、視聴者が二人のロマンスに迅速に没入できるようにしている。さらに「母親として偽装就職したシングル女性」というト・ダヘキャラクターの設定により、自然に緊張感と同時に二人のラブラインの妨げとなる要素が配置されている。視聴者は果たしてダヘの秘密がいつジヒョクにバレるのかを見守る楽しみと同時に、ジヒョクの切ない片思い、感情的な苦悩に共感し、物語に深く引き込まれる。
さらに、ドラマはロマンティックコメディでお馴染みの要素を加えた。借金のために奮闘するヒロインが、有能なチーム長と出会い愛する物語は、多くの人々が見てきた「シンデレラ物語」だ。
しかし、いくらお馴染みの要素が魅力的でも、最近のようにコンテンツの素材が幅広くなった時に無条件に頼ることはできない。この時、お馴染みの要素の魅力を最大化するのが、アン・ウンジンとチャン・ギヨンの化学反応だ。アン・ウンジンはしっかりしているが切なく、一般的なか弱いヒロインのようでありながら、時には頑固で楽しい女性主人公キャラクターの個性を生かしている。チャン・ギヨンも有能な財閥2世を演じるが、特有のコメディ要素を加え、負担にならないトレンディな要素を取り入れている。この二人が劇中で繰り広げるやりとりは、視聴者にときめきと楽しさを与え、視線を引きつけることに成功したようだ。

本格的な「偽装夫」登場、三角ロマンスが高まる予定
14部作に編成されたドラマは、まだ4回の放送しか行われていない。5回からはト・ダヘの20年来の男友達であり、彼女の偽装夫となっているキム・ソヌ(キム・ムジュン)が本格的に登場する。「既婚女性」ト・ダヘに奪われた心で愛に苦しむジヒョクに、ソヌの登場がどのような影響を与えるのか、彼らの三角ロマンスが本格化する展望に関心が高まる。
特に公開された5回の予告編では、キム・ソヌがト・ダヘの手を握ったままコン・ジヒョクとともにエレベーターに乗る姿が描かれた。ト・ダヘの偽装夫キム・ソヌ、落ち着かないト・ダヘ、そして二人を見つめるコン・ジヒョクまで。三人の間に交わされる微妙な感情線と神経戦が、物語の緊張感を引き上げると期待される。
SBS水木ドラマ『ダイナマイト・キス』5回は26日水曜日午後9時に放送される。
コメント0