韓国でベトナム出身の嫁を性的暴行しようとした80歳の男が実刑判決を受けた。
6日、ニュース1によると、済州地方裁判所第2刑事部(裁判長 /ホン・ウンピョ 部長判事)は、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(親族関係による強姦)の容疑で起訴された80代のAに対し、懲役2年の判決を言い渡した。
Aは2021年夏、ベトナム出身の嫁B氏を性的暴行しようとして未遂に終わった容疑を受けている。犯行後、「土地を売ってベトナムに家を買ってやる」などと、懐柔しようとしたことも明らかになった。
だが、B氏は事件直後どんな措置を取ることもできなかった。夫から「通報したら、もう一緒に住むことはない」と脅されたためだ。
B氏が通報したのは、昨年の旧正月を前に、結局、他の理由で家を出ることになったためだ。「料理がまともにできない」という理由で夫と口論になり、B氏は夫から家を出るよう要求されたという。その後、B氏は知人にAから性的暴行の被害を受けた事実を伝え、警察に通報したと伝えられた。
裁判部は、Aの容疑は事実だと判断した。裁判部は「被害者の証言は一貫しており、具体的で矛盾する部分や不自然な部分がないため、信憑性を疑う余地がない」とし、「犯行後2年が経過して告訴に至った経緯も自然である」と述べた。
また、「犯行が行われた場所で4歳と5歳の孫が遊んでいた点など、悪質で、被害者は嫌悪感と喪失感を感じたと思われるが、被告は『(被害者が)自分で服を脱いだ』など、納得できない言い訳で犯行を否認した」と指摘した。
Aは拘束前に「(嫁に)強制的にそのような行為をしたことはない」、「嫁が嘘をついている」と何度も自身の容疑を否認したとされている。
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