兵役を逃れるために意図的に体重を増やした20代男性が法的責任を問われた。
先日、韓国ソウル東部地方裁判所の刑事11単独部は、兵役法違反の容疑で起訴されたA氏に懲役1年、執行猶予2年を言い渡した。また、A氏の計画を手助けした友人B氏には懲役6カ月、執行猶予2年の判決が下された。
検察によると、A氏は2017年に身体等級2級の判定を受けたものの、入隊を何度も延期していた。
その後、2022年の再兵役判定検査を前に、体格指数(BMI)が35以上であれば4級判定を受けられることを悪用し、不正行為に及んだとされる。
A氏は食事量を通常の2倍に増やし、活動量の多かったアルバイトも辞めた。身体検査の直前には水を過剰に摂取してさらに体重を増やし、最終的にBMI35.8で4級判定を受けた。また、B氏はA氏の食事メニューを作成しサポートしていた。その結果、A氏とB氏は執行猶予付きとはいえ有罪判決を受けることとなった。これは、兵役を逃れる目的で意図的に体重を増やす行為が処罰の対象となる可能性があることを示している。
急激な体重増加は、軍の問題に限らず健康にも深刻な影響を及ぼす。
増えた体重は関節に過剰な負担をかけるだけでなく、血圧や血糖値の上昇を招き、生活習慣病のリスクを高める。
健康的な体重増加と不健康な体重増加にはどのような違いがあるのだろうか。
過剰なカロリー摂取、運動不足、ストレスが原因の体重増加は望ましいものではない。特に、飽和脂肪や糖分を多く含む食事は、体脂肪として蓄積されやすく、高血圧や糖尿病などの生活習慣病を引き起こすリスクを高める。また、筋肉量の減少や代謝機能の低下させる。
一方、健康的な体重増加は、身体に必要な栄養素を十分に補給しながら筋肉量を増やすプロセスである。これは、適切な栄養摂取と規則的な運動を組み合わせることで実現できる。バランスの取れた食事、定期的な運動、そして十分な休息を取り入れることが、健康的な体重増加の鍵といえる。
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