Netflixの災害映画『大洪水』が4日、キャラクターたちの死闘を収めたメイン予告編を公開した。主演のキム・ダミとパク・ヘスが緊迫した状況で見せる演技が注目を集めている。

映画『大洪水』は、大洪水に襲われた地球最後の日、人類が生き残るための最後の希望をかけた人々が、水没していくアパートで繰り広げる死闘を描くSF災害ブロックバスターだ。映画『全知的な読者の視点から』を手がけたキム・ビョンウ監督がメガホンを取り、キム・ダミとパク・ヘスがタッグを組んだ。キム・ダミは人工知能研究者であり人類最後の希望であるアナを演じ、パク・ヘスはアナが勤務する人工知能研究所の人力保安チーム長ヒジョを演じている。
映画『大洪水』は9月に開催された第30回釜山(プサン)国際映画祭「韓国映画の今日-スペシャルプレミア」部門で披露され「巨大な災害以上に巨大な人間の心を探求する、魅力的な迷路のような映画」と評価され、注目を集めた。
公開されたメイン予告編には、小惑星衝突によって発生した大洪水に直面した登場人物たちの死闘が収められている。「小惑星衝突? じゃあ、人はみんな死ぬんですか?」というアナ(キム・ダミ)の言葉が序盤から緊張感を高める。さらに「現生人類は今日で終わりです」と淡々と告げるヒジョ(パク・ヘス)のセリフとともに、激しい洪水が都心を飲み込むかのような場面が続き、危機感が一層強まる。

予兆のない災害が瞬く間に都心を飲み込み、アナと息子のジャイン(クォン・ウンソン)が暮らすアパートは阿鼻叫喚の状況に変わる。ヒジョに導かれ、ただ一人の息子ジャインを背負って屋上を目指すアナの姿は、爆発から大洪水が巻き起こす巨大な波まで、あらゆる危険が潜む中での緊迫した生存の瞬間を描き出す。
未曾有の災害の中、アナはジャインを守るため死闘を続けるが、追い討ちをかけるように病気のジャインを見失ってしまう。「どうやって一人で行けるの?」と泣き叫ぶジャインと「このままじゃ全員死ぬ。まずは上に行こう」と説得するヒジョの姿が切なさを深める。


一方、アナには人工知能研究員として新たな人類を生み出す重大な任務が課されている。アナは「お願い、私に探させて」と泣きながらアパートを駆け回りジャインを探すアナと、人類の希望であるアナを救わなければならない使命を持つヒジョが先を急ぐべきだと主張し、対立が激しくなる。
予告編後半には、波と同じ波形を持つ謎の黄金色の粒子が登場し、それが映画の中でどのような役割を担うのか注目を集めている。さらに「一度見てみたいですね。アナさんが最後にどうするのか」というヒジョの言葉が、選択の岐路に立つアナがどんな物語へ向かうのか好奇心を刺激する。
映画『大洪水』は、抗うことのできない災害の中、崖っぷちに立たされた登場人物たちの予測不能な物語を描く。キム・ダミとパク・ヘスの没入感を高める熱演、キム・ビョンウ監督のダイナミックな演出にも期待が寄せられている。
SF災害ブロックバスター『大洪水』は、12月19日にNetflixで公開される。
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