記録的な大雪により、1週間で7人が死亡するという悲劇的な事件が発生したことが明らかになった。
消防庁は去る10日、4日以降に福島県、新潟県、富山県、長野県、福井県にて60代~90代の7人が除雪作業中に亡くなったと発表した。負傷者は計54人に上るという。同日午後6時時点での積雪量は、新潟県津南町で330cm、山形県大蔵村で304cmを記録した。

山形新幹線はこの日運行を見合わせ、11日にも一部区間で遅延の可能性があると毎日新聞は報じた。NHKは「12日には暖かく湿った空気の影響により雨が降る見込みである」とし「積雪の多い地域では、気温上昇に伴い雪崩の危険性があるため注意が必要」と呼びかけた。
また、台湾でも寒波による死者が相次いで発生したといわれている。
9日、中国時報などの台湾メディアは各地方自治体の消防局の資料の内容を引用し、8日0時から午後9時までの間に台湾を襲った寒波により北部の台北で11人、最南端の屏東で10人、南部の台南で9人など、計78人が死亡したという事態について報じた。
また、中部の台中で亡くなった7人は病院外心停止(OHCA)状態で病院に搬送されたとし、死亡者の年齢は54~89歳であったという。

また、台湾メディアは内政部消防署の統計結果を引用して、昨年12月9日から31日までに853人、今年1月1日から11日までに492人、約1か月で計1,345人が寒波により死亡したと伝えた。
さらに、8日の78人という死亡者数は寒波による1日間の死者数としては過去最多であると付け加えた。
北回帰線上に位置する台湾は、気温はそれほどまでに低くくないものの湿度が非常に高く、住宅に床暖房のような暖房設備がないため、体感温度は低くなりがちであるという。
台湾では11日頃から気温が徐々に上昇すると予想されている。
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