20年以上にわたりオンラインクリエイターとして活動してきた「大図書館(テドソグァン)」が、9月6日に亡くなったことが分かり、その歩みに注目が集まっている。

大図書館ことナ・ドンヒョン氏(46)は、同日自宅で死亡しているのを警察と消防により発見された。
警察によると、午前「約束に現れず連絡が取れない」と知人が通報し、午前9時52分に出動した警察と消防が遺体を確認したという。
現場から遺書は見つからず、他殺の形跡も確認されていない。
1978年生まれのナ氏は、登録者144万人を抱えるYouTubeチャンネル「大図書館TV」の運営者。2002年、「SayClub」でインターネット放送を始め、アフリカTVやTwitchなどにさまざまなゲームプレイ動画を投稿し「ゲームクリエイター」として注目を集めた。
さらにライブ配信を編集してYouTubeに投稿する収益モデルを確立した人物としても知られる。
配信では罵声や下品な言葉を使わないことから「クリーンユーチューバー」と呼ばれ、「Previously on」「グッドグッドグッド〜」「モバイルもおすすめおすすめ、おすすめすれば健康にいいですよ」などの流行語も生み出した。
その人気からテレビにも進出し、JTBC『LAN線ライフークリエイターが生きる方法』、tvN Shift、Netflix『ザ・インフルエンサー』、tvN『スーパKを探せ』などに出演。歯に衣着せぬトークとバラエティセンスで話題を呼んだ。著書に『ユーチューブの神』がある。
2015年にはユーチューバーのユムデン(本名イ・チェウォン)と結婚し大きな注目を集めたが、約8年後の2023年にYouTubeライブを通じて「仕事に集中したい気持ちもあり、家族になるより友達としてのほうがうまくやっていける」と離婚を発表。その後も良き友人関係を維持していたという。
直近では9月3日に『マビノギモバイル』のプレイ動画を投稿。翌4日にはソウル・東大門デザインプラザ(DDP)で開かれた「2026 S/Sソウルファッションウィーク」のショーにも出席しており、その姿が最後の公式活動となった。
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