Fin.K.L出身のミュージカル俳優オク・ジュヒョンが、数年間にわたり法的要件を守っていなかったという報道が出た。
10日「スポーツ京郷」の報道によると、オク・ジュヒョンの所属事務所TOIエンターテインメントは大衆文化芸術企画業として正式に登録されていない状態であった。オク・ジュヒョンが過去に設立した1人企画会社「タイトルロール」もまた登録されていなかった。
「タイトルロール」にはミュージカル俳優イ・ジヘが監査役として名を連ねている。現在オク・ジュヒョンとイ・ジヘはいずれもTOIエンターテインメント所属として活動しているが、両事務所とも正式な登録を完了していない状態だ。

大衆文化芸術産業発展法によれば、法人や1人以上の個人事業者として活動する芸能人は必ず大衆文化芸術企画業に登録しなければならない。これを違反した場合、刑事処罰を含む法的制裁を受ける可能性があり、2年以下の懲役または2,000万ウォン(約212万2,308円)以下の罰金刑に処されることがある。
また登録されていない状態で締結された契約はすべて違法と見なされ、摘発時には営業停止処分が下される可能性もある。さらに変更・休業・廃業の届出を期限内に行わなかった場合にも、最大500万ウォン(約53万340円)以下の過料が科されることがある。
オク・ジュヒョンは2022年4月に1人企画会社を設立した後、TOIエンターテインメントを含め、法的登録を行わずに芸能企画社を運営してきたことが確認された。

法務法人LKB平山のチョン・テウォン弁護士は『スポーツ京郷』に対し、「大衆文化芸術産業発展法上、未登録事業者の出演契約の効力を無効とする別途の規定はないが、事情によっては契約相手がこれを根拠に契約解除を主張する可能性もある」と説明した。
さらに「大衆文化芸術産業発展法は制定されてから10年以上が経過しており、単純な誤りや無知では片付けられない」と強調した。
チョン弁護士は「芸能人や企画会社という名の下で何ら登録せず営業を続けるのは、地下市場を生み出し法秩序を毀損する行為だ」とし、「芸能界のような特殊な業界であればこそ、法の枠内で透明かつ公正な運営が必ず必要である」と付け加えた。

スポーツ京郷は、「オク・ジュヒョン所属事務所側関係者が『担当者が変わり、管理が不十分だった側面がある』と話し、その後連絡が途絶えた」と伝えた。
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