tvN 土曜・日曜ドラマ『暴君のシェフ』の原作作家、パク・グクジェが、最近浮上した歴史歪曲論争について自ら釈明し出した。

パク・グクジェは、自身のSNSに歴史歪曲論争に関連する記事と、論争となったシーンを収めた写真とともに「1474年刊行の国家公式作法書である『国朝五礼儀』に、外国使節を接待する方法が詳細に記されている」と発言した。掲載された写真は、論争を巻き起こしたヨンヒ君(イ・チェミン)と明朝使節が並んで座っているシーンであった。
続いて、賓礼編では「朝廷が使節を宴する法」が記されており、宴は使節が滞在する太平館で行われ、使節の席は東の壁に位置し、御座は西の壁に位置すると説明した。
さらに、「王と使節が同じ高さで向かい合って座る座席配置」と述べ、「細かく見ると、使節の席はむしろ上席である。儒教的な作法によれば、方向が序列を意味し、東が西に比べてより上に位置する」と語った。
彼は最後に、「『国朝五礼儀』は作中の時期からわずか30年前に編纂された国家の公式作法書である」と述べ、「当時は書かれた通りに実施された可能性が高い。つまり、使節宴の描写は公式文書に基づいて正確に考証されたものである」と断言し、論争を鎮めた。

ドラマ『暴君のシェフ』は、ファンタジーロマンティックコメディーとして、タイムスリップしたシェフが、最悪の暴君であり絶対的な味覚を有する王を料理で魅了するストーリーである。
本ドラマは、先月23日の初放送以降、全8話で平均15.4%、最高視聴率17.4%(ニールセンコリア集計基準、全国有料世帯基準)を記録。首都圏では平均15.8%、最高18.1%にまで上昇するなど、絶大な人気を博している。
以下はパク・グクジェ作家の立場の全文である。
1474年刊行の国家公式作法書『国朝五礼儀』には、外国使節を接待する方法が詳細に記されている。
賓礼編を見ると、「朝廷の使節を宴する法[宴朝廷使儀]」が記されており、宴は使節が滞在する太平館(テピョングァン)で行われ、使節の席は東の壁に位置し、御座(王の席)は西の壁に位置している。
王と使節が同じ高さで向かい合って座る座席配置である。細かく見ると、使節の席はむしろ上席である。儒教的な作法によれば、方向が序列を意味し、東が西に比べてより上に位置するためである。(そのため、朝廷においても、より高位の左丞相が東に、低位の右丞相が西に配置され、文官は東、武官は西に配置される)
記録をさらに見ると、王が使節にまず揖し、使節が答揖することになっている。
理由は簡単である。明朝使節は皇帝の代理人であるため、朝鮮王より式典上の序列が高いからである。
これは国力や主権とは全く関係がない。当時の外交慣例または国際行事で通用するプロトコルのようなものである。
『国朝五礼儀』は、作中の時期からわずか30年前に編纂された国家の公式作法書である。当時は書かれた通りに実施された可能性が高い。つまり、使節宴の描写は公式文書に基づいて正確に考証されたものである。
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