各回が重なるごとに口コミで広がり、ついにはNetflixで世界1位に輝いたドラマがある。

tvNドラマ『暴君のシェフ』が、Netflixの非英語圏シリーズ部門で2週間連続でグローバル1位を獲得した。24日、Netflix公式サイト「Tudum」によると、先週の基準で650万の視聴数を記録し、全世界で最も多く見られた非英語ショーとして名を連ねた。ペルー、ベネズエラ、日本、サウジアラビアなど23か国で1位を獲得し、公開初週4位から始まり、4週目にしてトップに立つ成長を見せた。
この作品は、現代のシェフが朝鮮時代へとタイムスリップするという独特の設定で視聴者の興味を引き、物語の中心には料理が据えられている。特に、伝統宮廷料理を現代的な感性でアレンジしたフュージョンメニューが各回ごとに視聴者の目を引いている。
実際、物語中には「テンジャンパスタ」のように朝鮮の食材と西洋の調理法が絶妙に融合した料理が登場する。コクのあるテンジャンとクリーミーなパスタの組み合わせは、伝統と現代、東洋と西洋の境界を打ち破り、暴君の厳しい味覚を一瞬で捉える。もう一つの話題の料理は「コチュジャン・バタービビンバ」である。コチュジャンの辛味に西洋式のバターの風味を加えたこのメニューは、単なるビビンバを超えて王の感情を動かす役割を果たす。

特に視聴者の反応が熱かったメニューの一つは「朝鮮式マカロン」である。伝統的なヤックァ(薬菓)に類似した食材を活かして作られたこのデザートは、朝鮮宮中文化の中で「マカロン」という現代的デザートを違和感なく融合させ、審美的衝突と味覚的感動を同時に伝える。
これらの料理は単なる目の保養に留まらず、物語中の登場人物の感情変化、対立の解消、権力関係の転換などを象徴する重要な手段として活用される。料理がすなわち言葉となり、シェフの才知から生み出される一皿一皿が政治や愛、生存の道具となる仕組みは、視聴者に新鮮な衝撃を与える。
加えて、キム・ゴウンとパク・ジヒョンが女性の友情を描いた『ウンジュンとサンヨン』が、非英語ショー部門で5位にランクインした。
英語映画部門では、アニメ『KPOPガールズ!デーモンハンターズ』が14週目にも力を発揮し、2位(2,120万視聴数)を記録した。
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