2年ぶりの帰還を告げるドラマが視聴者の熱い関心を集めている。最高視聴率25%を超え、メガヒットを記録した作品がシーズン3として帰ってくるという知らせに、ファンの期待が高まっている。
SBSは15日に、新しい金土ドラマ『復讐代行人3～模範タクシー～』（以下『模範タクシー3』）の初放送日程とともに、主演イ・ジェフンのティザーポスターを一斉に公開した『模範タクシー3』、11月21日午後9時50分、SBSで初放送される。
『模範タクシー3』は同名ウェブ漫画を原作としたシリーズである。正体不明のタクシー会社、虹運輸とタクシードライバーのキム・ドギ（イ・ジェフン）が、法の保護を受けられない不当な被害者のために、自ら出向いて復讐を果たす内容を描いている。
このシリーズは世界で爆発的な人気を博し、シーズン制ドラマの成功例として評価されている。2021年に初登場したシーズン1は、最高視聴率16%を記録し、2023年に放送されたシーズン2は、全国で21%、首都圏で21.8%という自己最高記録を更新した。特にシーズン2は、一時最高視聴率25.6%にまで上昇し、その年のミニシリーズの中で最も高い数値を記録した。
2023年以降、韓国国内で放送された地上波とケーブルドラマ全体の中で視聴率5位にランクされ、昨年開催された第28回アジア・テレビジョン・アワードでベストドラマシリーズ部門の最優秀作品賞を受賞した。アジア最大のOTTプラットフォームViUでは、公開10日で全世界16か国で最も多く視聴されたコンテンツ1位に輝き、ドラマレビューサイトMyDramaListでは8.8点の高評価を得るなど、海外でも熱い反応を呼んだ。
今シーズンには、前作に出演した主演俳優が全員再集合する。イ・ジェフン（キム・ドギ役）、キム・ウィソン（チャン代表役）、ピョ・イェジン（アン・ゴウン役）、チャン・ヒョクジン（チェ主任役）、ペ・ユラム（パク主任役）など、いわゆる「虹の5人組」が完全体となって、2年ぶりに視聴者の前に姿を現す。
公開されたティザーポスターには、無数の車のヘッドライトの中でシルエットだけが浮かび上がるキム・ドギの姿が収められている。荘厳な雰囲気を醸し出すポスターの中で、数字「3」はタイヤの跡を彷彿とさせる形で表現され、シリーズの象徴であるカーチェイスアクションを暗示している。
制作陣と俳優たちは、14日に台本リーディングを行い、本格的な撮影準備に着手した。和やかな雰囲気の中、現場では多数のシーズンを共にした俳優たちの完璧な息遣いが際立った。
演出を担当したカン・ボスン監督は「最近、息苦しく苛立たしい出来事が多いので、『模範タクシー』が出なければならない状況になっている」とシーズン3制作の背景を語った。
脚本を手掛けたオ・サンホ作家は「もっと派手に楽しもうというモットーのもと、これまでのシーズン1、2とは全く異なる路線で大胆に準備を進める」と決意を示した。
イ・ジェフンは「シーズン3ができることにただ感謝であり、幸せだ。再び心をひとつにして集まった家族のようなメンバーを誇りに思う」と語り、「改めて大ヒット作を作ってみようか？」と意欲を示した。さらに「前シーズンより一層強烈なストーリーをお見せできるだろう。より多様化した僕の別キャラクターも一生懸命準備している」とも語った。
ピョ・イェジンは「私が一番待ち望んでいた」と語り、待った分、熱心に面白く撮影する覚悟だと述べ、「待ってくれた皆さんのその期待に応えるほど、非常に爽快なアクションや多才な別キャラの演技も楽しめるだろう。今回も全力で頑張ってみる」と自信を示した。
チャン・ヒョクジンは「視聴者が足を運び、声援を送ってくれたおかげでここまで来た」とファンに感謝の意を伝えた。
ペ・ユラムは「もう少し待ってほしい。シーズン4、5も続けられるよう全力を尽くす」と決意を固めた。
キム・ウィソンとイ・ジェフンは「『模範タクシー3』も変わらぬ熱い支持をお願いしたい。視聴者に早くお見せしたいという気持ちは本当に大きい。キム・ドギと虹運輸チームの活躍に大いに期待してほしい」と口をそろえた。
台本リーディングは、カン・ボスン監督が自ら描いたコンテを俳優たちと共に見ながらセリフを合わせるという特別な方法で進行された。爽快な懲罰教育と正義の実現の快感はもちろん、爆発的なアクションシーンが現場で生々しく再現され、一層グレードアップした規模を予告した。
『復讐代行人～模範タクシー～』シリーズは、不当な被害者のために復讐するタクシードライバーという独創的な設定をもとに、爽快なアクションとスリリングな復讐を描き、視聴者に爽快感を提供してきた。性搾取物共有事件、カルト教団、クラブゲートなど、実際の社会問題を再考察し、時代を貫くメッセージを伝え、既存の犯罪アクション作品とは一線を画していた。
『模範タクシー3』は Studio S、グループエイト、B.A.エンターテインメントが共同制作する。11月21日、韓国国内地上波放送と同時に、アジア、中東、アフリカ地域で、アジア最大規模のOTTプラットフォームViUを通じて公開される予定だ。
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