中国で未成年者に対する強姦容疑により懲役13年を言い渡され、服役中のグループ「EXO」元メンバーであるウー・イーファンが死亡したという噂がオンライン上で急速に広がると、中国の公安当局がこれを直接否定した。

今月14日、複数の中国メディアによると、ウー・イーファンが「刑務所で断食による抗議中に死亡した」、「強姦されたまま無実で獄死した」という情報が最近オンライン上に広がったという。
さらに「刑務所で調査を受けるための囚人服を着たクリスの写真」と題した画像も共有された。
これに対し、江蘇(こうそ)省・公安当局は公式SNSアカウントを通じ、「オンライン上に流れている写真は合成画像であることが確認された。虚偽情報の流布は控えるように」とし、「確認されていない噂を流布した場合、法的処罰が科される可能性がある」と強調した。
ウー・イーファンを巡る騒動は2021年に遡る。
当時、中国のインフルエンサーであるド・マイ・チュックは、「2020年にウー・イーファンが当時17歳であった自分を強姦した」と暴露した。彼女は、「ウー・イーファンのマネージャーが新人アーティストの契約を餌に酒席を設け、その場で酔った状態の自分をクリスが強姦した」と主張した。
これに対して、ウー・イーファン側の中国所属事務所は「ド・マイ・チュックが世論を操作し金銭を要求した」として、疑惑を全面的に否定した。
しかし、北京裁判所は2022年に一審でウー・イーファンに懲役13年を言い渡し、中国国内からの追放命令を出した。その後、控訴審でも判決は棄却され、刑が確定した。
2012年に韓国でグループEXOとしてデビューしたウー・イーファンは、2014年から中国において独自の活動を展開していた。
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