グループKARAのメンバー故ク・ハラが世を去ってから6年が経った。
故人は2019年11月24日、ソウル江南区清潭洞の自宅で亡くなっているのが発見された。享年28歳。
死亡前日、ク・ハラはSNSにセルカと共に「おやすみ」との言葉を残したが、数時間後には非公開SNSに「怖い」との文章を残していたことが明らかになった。
同年1月13日、ク・ハラの兄は故人の自宅2階の衣装部屋にあった妹の個人金庫が消える事件も発生した。ク氏は「人がどうしてそんなことができるのか理解できなかった。故人の家なのに盗んでいくこと自体が許せなかった。発見した時にはかなり時間が経っていた」と怒りを露わにした。

その後、SBS「それが知りたい」でこの事件が取り上げられた。しかし、今なお犯人の正体は明らかになっていない。
遺族の苦痛はそれだけでは終わらなかった。兄妹が幼い頃に家を出たというク・ハラの実母が娘の遺産の半分を要求し、物議を醸した。
ク・ハラの兄は国民請願を行い、国会で記者会見を開くなど積極的に動き、いわゆる「ク・ハラ法」が昨年8月に国会本会議を通過し、養育義務を果たさなかった親が子供の死亡時に相続を受けることを制限する法案となった。
改正案は2026年1月から施行される。憲法裁判所が直系尊・卑属の遺留分条項について憲法不合致の決定を下した昨年4月25日以降に相続が開始された場合にも遡及適用されるようにした。

故人は生前、KARAのメンバーとして活動し、大きな人気を博した。
2008年にKARAとしてデビューしたク・ハラは「プリティガール」「ハニー」「ミスター」「マンマミーア」「ルパン」などのヒット曲も多かった。特に「ミスター」で日本で大きな反響を得た。
2023年、デビュー15周年を迎えたKARAが発売したアルバム『ムーブアゲイン』のミュージックビデオにはク・ハラの不在を感じさせる演出が盛り込まれていた。
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