ポン・ジュノ監督の新作『ミッキー17』が韓国国内で今年公開された作品のうち最も速く200万人の観客を突破した。そんな中、映画に登場する未知の生命体『クリーパー』に注目が集まっている。

先月28日に公開された『ミッキー17』は、2054年の宇宙を舞台に、氷の惑星を植民地化するために派遣された人間探検隊の使い捨て要員『エクスペンダブル』の物語を描いている。エクスペンダブルは一種のクローン人間で、17番目のミッキーが死んだと思われたため『ミッキー18』が新たに作られ、二人のミッキーが出会うという物語だ。
本作は2週連続で週末の興行収入1位を記録し、200万人の観客を動員した。国内で今年公開された映画の中で200万人を突破したのは『ヒットマン2』に次いで2作目となる。
また、映画に登場する未知の生命体『クリーパー』のグッズ発売に対する観客の反応が熱い。
映画の中の『クリーパー』は、見慣れない奇怪な外見とは裏腹に、観客に新たな感動をもたらすキャラクターとして活躍する。

ポン監督は先日9日、iMBC芸能とのインタビューで『クリーパー』について語った。
ポン監督は「ダンゴムシを思い浮かべたり、アルマジロがボールのように丸まって転がる様子を考えたりもしたが、実はデザイナーに最初に渡した画像はクロワッサンだった」と述べ、「セリフにも『糞水に落ちたクロワッサンみたいだ』という言葉が出てくる。クロワッサンを見て、今にも動き出しそうだと思った」と語った。
さらに「うちの犬のジュニとサイズが同じで、行動も似ている」とし、「アニメーションを作る際の鉄則は犬の動作を取り入れて必ず可愛くすることだが、観る人の心を動かすのにクリーパーが非常に重要な役割を果たした」と付け加えた。
映画を観たネットユーザーからは「クリーパーのぬいぐるみがとても可愛い」「商品化の時期が気になる」「欲しい」「国内生産が急務だ」「景品や観客プレゼントなど何でもいいからしてほしい」などの声が上がっている。
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