韓国俳優のパク・ヒョンシク主演のSBSドラマ『宝島』が、最終回を目前に控え、視聴率の上昇とともに高い関心を集めている。

OTTコンテンツ統合検索プラットフォーム「キノライツ」が8日に発表した4月第2週目(3月31日~4月6日)の統合コンテンツランキングによると、『宝島』は全体1位を記録したという。ドラマ部門にとどまらず、すべてのジャンルの中で最も注目を集めた作品となったことが明らかになった。
『宝島』は、2兆ウォン(約2,200億円)規模の政治裏金をハッキングした男「ソ・ドンジュ」が、自分を死の淵に追いやった「絶対悪」と、その世界を崩壊させるために挑む復讐劇である。主人公は、人生のすべてを懸けて戦う人物として描かれ、復讐という古典的なテーマを扱いながらも、物語は緊迫感のある展開と繊細な感情描写で、視聴者の強い没入感を生んでいるという。
去る5日に放送された第14話では、全国視聴率14.6%(ニールセンコリア調べ)を記録し、自己最高を更新した。これは同時間帯の全チャンネルで1位という結果を生み出し、その週に放送されたすべてのミニシリーズの中でも最高視聴率であった。瞬間最高視聴率は16.1%に達しており、残すところあと2話という状況で物語の結末に向けた視聴者の期待もますます高まっているという。


キノライツの週間ランキング2位は、映画『イム・ヨンウン|I’m HERO THE STADIUM』が占めた。この作品は2024年5月、約10万人のファンと共に行われたイム・ヨンウンのスタジアム公演の実況を収録したコンサート映画で、韓国内の公演実写映画としては初めてIMAXとScreenXの特別上映館で同時公開が決定したという。観客動員数は35万人を突破し、歴代のコンサート映画としては最多の記録を更新した。Netflixでの配信後も「韓国TOP10映画」部門に8週連続でランクインするなど、根強い人気ぶりを見せている。
3位はKBSの連続ドラマ『シンデレラ・ゲーム』がランクインした。このドラマは、敵により「偽の娘」として利用されたヒロインが、復讐を誓いながら自分自身を取り戻していく過程を描いた、成長と癒しの物語である。ナ・ヨンヒさん、ハン・グルさん、チェ・サンさん、チ・スウォンさんなど、実力派俳優たちの好演が光っており、4月25日の最終回を前に、視聴者の注目がより一層集まっているという。
Netflixオリジナルシリーズ『おつかれさま』は、今週4位にランクインした。済州島で育った反抗的な少女エスンと誠実な少年クァンシクの人生を、四季の移ろいとともに描いたドラマで、3月28日に全4幕の放送を終えた。現在は、第61回百想芸術大賞で最多となる8部門にノミネートされており、その芸術性と大衆性の両面で高く評価されているという。
OTTコンテンツ統合検索プラットフォーム「キノライツ」は、4月第2週目(3/31~4/6)の統合コンテンツランキングを8日に発表した。
5位にはJTBCのドラマ『交渉の技術』がランクインした。主演のイ・ジェフンさんは白髪の姿で登場し、これまでにない大胆なイメージチェンジが話題となった。彼が演じるのは、大企業のM&Aを専門とする「伝説の交渉人」だという。チームメンバーと共に繰り広げる緻密な交渉戦略と人間ドラマが描かれている作品だ。4月6日に放送された第10話では、韓国・首都圏視聴率9.5%、韓国・全国視聴率8.8%を記録し、番組の自己最高視聴率を更新したということが明らかになった。
6位から10位には、チャンネルAの恋愛バラエティ番組『ハートペアリング』、Netflixシリーズ『悪縁』、MBCの人気バラエティ番組『私は一人で暮らす』、映画『勝負』、tvNのドラマ『離婚保険』がそれぞれランクインした。
キノライツは、この統合コンテンツランキングのほかにも様々なOTTトレンドチャートを通じて、韓国内のコンテンツ消費の動向を分析している。約10万件以上の映画、ドラマ、バラエティ番組のデータを基に集計されたランキングは、各配信プラットフォームの人気作品だけでなく、コンテンツ同士の競争構図読み解く参考資料としても活用されているという。
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