韓国のKBS2の週末ドラマ『トクスリ5兄弟をお願い!』第23話が19日に放送された。この日の放送では、マ・グァンスク(オム・ジウォンさん)がドク・ゴタク(チェ・ビョンモさん)の策略によって窮地に追い込まれる様子が描かれた。

ニールセンコリアによると、第23話は全国基準で視聴率17.7%を記録し、同時間帯に放送された番組の中で1位を獲得したという。
この日の放送では「トクスリ醸造所」を狙ったニュース報道が放送された。ニュースキャスターは「90年の伝統を誇り、3代にわたって名声を築いてきたこの酒造場が、韓国の高級ホテルにも納品しているという話とは異なり、実際に使用されている米は古米であり、さらに米虫まで発見されたという情報が寄せられました」と伝えた。
問題の報道には内部告発者のインタビューも含まれており、この通報の背後には、ほかでもないドク・ゴタクがいた。ドク・ゴタクは「トクスリ醸造所の社長に完全に降参させなければならない。恐ろしさも知らずに暴れまわった代償を、骨の髄まで思い知らせてやる」と語り、徹底的に圧力をかけるよう指示した。

一方、ハン・ドンソク(アン・ジェウクさん)はトクスリ醸造所に関する報告を受けながら「まだ正確な事実が明らかになっていないのに取引を中止するのは早計な判断だ」として、慎重な立場を示した。パク室長も「もう少し状況を見守ってから判断したい」と述べた。
この日の放送では、もう一つの葛藤も描かれた。チ・オクブン(ユ・インヨンさん)は、オ・フンスとの結婚を控えていたキム院長(アン・ミナさん)に、夫と子供がいることを知らされる。それを受けて、キム院長は「村を出る」と約束し、突然診療所を休院した。その後、連絡が取れなくなったキム院長を待ち続けていたオ・フンスのもとに、キム院長の夫の後輩たちが現れて暴行し、その出来事以降、オ・フンスは不安に苛まれるようになった。
猫が通り過ぎて鉢植えを割る音にすら驚いて眠れないオ・フンスのために、チ・オクブンは自ら「夜通し見守ってあげる」と申し出る。野球のバットを手に現れた彼女は、結局オ・フンスと一夜を共にすることになり、翌朝2人は同じベッドで目を覚まし、思わず驚いてしまう。チ・オクブンは気まずそうにその場を立ち去り、家の外で朝日を浴びながら、静かに微笑むという姿が映し出された。

この日の放送を観た視聴者たちは「ニュース報道のシーン、本当に観ててムカムカした」「オム・ジウォンの演技が圧巻。あの眼差しだけで全てが伝わった」「チ・オクブンのキャラクター、本当に愛おしい」「最近のドラマの中で一番没入感がやばい」「ドク・ゴタクの悪役ぶりがあまりにもリアルで鳥肌が立った」「最近面白いドラマがなかったけど、これを観るために時間を合わせて早く帰っている」などの反応を見せた。
『トクスリ5兄弟をお願い!』は、90年の伝統を誇る酒造場「トクスリ醸造所」を舞台に、家族間の葛藤と和解、そして伝統と現代の衝突を描いたドラマである。毎週土曜と日曜の午後8時にKBS 2TVで放送されている。
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