放送終了まで残り2話となったKBS2水木ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』が、思いがけない急展開を予告し話題を集めている。主演はオク・テギョンとソヒョン。
本作は、平凡な女子大生の魂がロマンス小説の脇役に憑依し、物語の男主人公と一夜を共にしたことから始まるロマンスファンタジー。テンポの良い展開でファン層を獲得し、最終回を目前に控えた今、シーズン2を望む声が視聴者の間で高まっている。

視聴率調査会社ニールセンコリアによると、10日に放送された第10話の全国有料世帯視聴率は2.7%。前回の2.8%から0.1ポイント下がったが、全12話のうち第1話、第4話、第6話を除き、安定して2%台を維持している。
第10話では、チャ・ソンチェク(ソヒョン)の「殺しをやめてほしい」という訴えに対し、「王室の猟犬」として生きてきたイ・ボム(オク・テギョン)が王命に背き、戦場へ追いやられる悲劇的な展開が描かれた。王の命令に従わなかったイ・ボムは、最終的に蛮族討伐のため出征することに。
特に注目を集めたのは、ふたりが庭でささやかな婚礼を挙げ、別れを惜しむ場面。チャ・ソンチェクは手作りのプラカードや横断幕を掲げ、出征するイ・ボムを見送る姿で視聴者の胸を打った。

同話では、ソンヒョングンことイ・ギュ(イ・テソン)が、王命に背いたイ・ボムへの上奏が相次ぐ状況を利用し、王に国境への派兵を進言する場面も描かれた。「蛮族を倒して帰還すれば、罪は償われ、国の名誉も立てられる」として、イ・ボムを戦地へと送り出す。
イ・ボムは王の即位時にイ・ギュの両親が犠牲になったことをチャ・ソンチェクに打ち明け、「家族を守るために王の側についた」と告白。さらに「イ・ギュの怒りがチャ・ソンチェクに向かうのが怖かった」と本音を漏らす場面もあった。
ラストシーンでは意外な展開が視聴者を驚かせた。都に残ったチャ・ソンチェクがイ・ボムの家を守るため引っ越し準備を進めていたところ、見覚えのあるキーホルダーを発見。その瞬間、激しい頭痛に襲われ、倒れてしまう。続く第11話の予告編では、チャ・ソンチェクと元の世界にいた女子大生Kが向かい合う場面が映し出され、結末への関心がさらに高まった。

最終回直前の怒涛の展開に、オンラインコミュニティやSNSでは「1年中放送してほしい」、「もう最終週?ソンチェクをもっと見たい」、「いよいよキム・モウムと対面、来週まで待てない」など、熱い反応が相次いでいる。
「ぜひシーズン2を」、「何話か延長してほしい」といった続編を望む声も多数。一部では「まさかソンチェクが現実世界に戻るなんて…私たちのキョンソングンはどうなるの」と、主人公たちの運命を案じる声も見られた。
ドラマ『主役の初体験、私が奪っちゃいました』は、脚本チョン・ソニョン、演出はイ・ウンヒとカン・スヨン。毎週水・木曜21時50分より放送中。残すところあと2話、自己最高視聴率の更新はあるのか、そしてシーズン2への期待が制作陣にどう影響を与えるかに注目が集まっている。
視聴者からは「ハッピーエンドで終わってほしい」、「オク・テギョンとソヒョンの相性が最高」、「幸せな結末を」、「イ・ボムとソンチェクを幸せにして!」といった、明るいラストを望む声が続いている。
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