日本小説原作の韓ドラ、初回視聴率0％台…視聴者からは賛否両論　ストーリー展開で挽回なるか

スターライト 2025.08.05 アクセス

599

日本小説が原作のチャンネルAドラマ『旅屋おかえり』が、初回放送で笑い、涙、カタルシスの三段コンボを披露したものの、視聴率は期待に届かず0%台にとどまり、寂しいスタートを切った。

先日3日、ニールセンコリアの調査によれば、2日に放送された第1話は、全国有料プラットフォーム基準で0.6%の視聴率を記録したという。同時刻に放送されたJTBC新作『エスクワイアー：弁護士を夢見る弁護士たち』は3.7%、MBCドラマ『メリー・キルズ・ピープル』は2.1%であった。

『旅屋おかえり』は、衰退しかけた元アイドルの旅行リポーターのカン・ヨルム（コン・スンヨン）が、生計を立てるために芸能活動を続けながら苦労と成長を遂げる癒やしドラマだ。第1話では、ヨルムが5年間出演してきた番組の廃止を受け、さまざまな出来事が展開される。

放送は『一日旅行』の撮影現場から始まる。厳しい環境下においても明るさを保ち、リポーターとしての使命を全うしようとするヨルム。しかし、プロデューサー（トン・ヒョンベ）の無理な撮影要求や危うい状況が次第に彼女を疲弊させる。特に、薬草酵素酒を飲んでアレルギー反応を起こすシーンは、視聴者の心に強い印象を残した。唇の腫れや乱れた発音にもかかわらず撮影を続けたものの、風刺的な映像と番組廃止という結果を招いた。

その後、ヨルムの所属事務所代表オ・サンシク（ユ・ジュンサン）は放送局を訪れ、プロデューサーに抗議するが、責任が転嫁されるという不当な状況に陥る。その際、映像編集担当のイ・ヨンソク（キム・ジェヨン）が、撮影当時の全状況を記録したオリジナル映像を会議室で上映し、プロデューサーの無責任な行動を暴露、劇的な展開をもたらした。

このシーンは物語が本格的に展開するターニングポイントとなり、ヨンソクの存在感を印象づけた。彼の冷静かつ断固とした真実の暴露は、視聴者に爽快なカタルシスを与え、ヨルムを支える新たな人物の登場を予感させ、今後の展開への期待を高めた。

一方、ヨルムは番組廃止後に舞い込んだ代理旅行の依頼を当初は拒否する。しかし、「故郷に帰れ」という冷徹な言葉に深く傷つき、最終的に代理旅行に出る決意を固める。ターミナルで旅客バスに乗り、初めての代理旅行に踏み出す姿は、今後の変化を予感させ、心に残る感動を呼んだ。

『旅屋おかえり』は単なる旅行記ではなく、人生に疲れた人々へ慰めと勇気を届ける癒やしドラマである。第1話では、主人公が直面する現実の苦難、それを乗り越える勇気、さらには予期せぬ縁が絡み合う様子が通して、しっかりとした物語が描かれている。

コン・スンヨンは、切実な現実感と温かな感性を見事に表現し、ヨルムという人物に命を吹き込んだ。視聴者からは、「第2話が楽しみ。普段あまりドラマを見ないけど、新鮮で引き込まれる」、「ストーリーが新しく、韓国の美しい場所がドラマで見られるかも」、「第1話の再放送を見ていて、面白さが際立ち、視聴率も次第に上がるだろう」、「ドラマ『私たちの映画』のように穏やかなドラマがまたひとつできた。こんなドラマ好き」、「最近は残酷なドラマが多いので、癒やしものが嬉しい」、「主人公たちの演技も良い」、「癒やし＋成長ドラマらしい」、「刺激的なコンテンツが増える中、こうしたドラマを見ると心が癒やされる感じがする」、「静かに心に響くドラマ」といった肯定的な感想を示した。しかし、「展開がやや遅い」、「インパクトに欠ける」という意見もあり、本格的な物語展開による視聴率上昇が求められている。