初回からベッドシーンで話題となった韓国ドラマが、国内外のOTTプラットフォームを席巻し、連日話題を呼んでいる。その正体は、ウェブトゥーンを原作としたディズニープラス・コリアオリジナルシリーズ『パイン ならず者たち』だ。

世界のOTTプラットフォームのコンテンツランキングを集計する「フリックスパトロール」によると、ディズニープラスオリジナルシリーズ『パイン ならず者たち』は、先月16日の初公開後、韓国国内で18日連続で1位を記録した。また、5日現在、世界TOP10のドラマランキングでも9位にランクインし、全世界の視聴者から熱い関心を集めている。1977年、海底に沈んだ宝船を巡る庶民たちの激しい競争を描いたこの作品は、放送初期から話題の中心となった。特に初公開日、1〜3話で登場したイム・スジョンとヤン・セジョンのベッドシーンは視聴者の間で大きな話題を呼び、作品への関心を急速に高めた。
6日に公開された8〜9話では、劇の緊張感が最高潮に達した。イム・ジョンチュル(キム・ソンオ)に迫る衝撃的な事件の直後、「生きてるのはこっち!そして壊れたものも捨てずに全部集めておけ!」と叫ぶオ・ヒドン(ヤン・セジョン)の姿で、次々と展開が繰り広げられた。宝物が溢れ出し大儲けをした村人たちと、チョン会長(チャン・グァン)が倒れた隙を狙って「ホンベク産業」を手に入れたヤン・ジョンスク(イム・スジョン)の尽きない欲望が画面いっぱいに広がった。

行方不明となったボルグ(チョン・ユンホ)を捜索中、村人たちに捕らえられたホンギ(イ・ドンフィ)は、「これから確実に裏社会に入るんだな」と、自分の欲望を隠さずに表明した。裏でこっそりお金を稼ぐオ・グァンソク(リュ・スンリョン)と「いいから、私がやるから」と強く反発するオ・ヒドンとの対立は、家族間での信頼が崩れた危うい現実をあからさまに見せつけていた。

連続最終回まで残り2話となる中、視聴者の反応は爆発的である。『パイン ならず者たち』を見るためにDisney+に加入したという声や、人間の貪欲さをあらわにしている点を「すごい」と絶賛する意見、さらには「破局に向かっている」と鳥肌が立つという評価など、称賛の声が次々と寄せられている。
さらに、「久々に本当に面白いドラマを見た。シーズン2が出たらいいな」「来週で終わるなんて残念。シーズン2に突入しよう!!!」「シーズン2を作って、ヒドンを幸せにしてほしい」「ヒドンと奥様の不倫ストーリーで19禁外伝が出たらいいなwwww」「魅力的なネタがたくさんあるので、シーズン2にしてほしい」といったシーズン2へのリクエストも殺到している。

『犯罪都市』のカン・ユンソン監督が演出を担当し、ユン・テホ作家のウェブトゥーンを原作としたこの作品は、リュ・スンリョン、イム・スジョン、ヤン・セジョン、キム・ウィソン、イ・ドンフィ、チョン・ユンホなど実力派俳優たちのアンサンブル演技で完成度を高めた。1970年代、韓国のシナン海峡を舞台にした時代背景と細部にわたるミニマルな美術が、作品の没入感を高める要素として作用している。
緊張感あふれるストーリーテリングで視聴者の心を掴んでいる『パイン ならず者たち』は、13日(水曜日)に最終の2エピソードを公開し、大団円を迎える予定だ。
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