ビルボードチャート予告記事によれば、アニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の主題歌「Golden」が、16日付HOT100チャートで1位に輝く予定である。ガールズグループの曲がHOT100で1位を達成するのは、24年ぶりである。

『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』のNetflixランキング独占
本作は、KPOPガールズグループでありハンターである「ハントリックス」が、悪霊と戦い黄金の魂門(ホンムン)を守ろうとする物語である。悪霊は、KPOPボーイズグループ「サジャ・ボーイズ」に偽装して除霊儀式を復活させようとする。
ハントリックスのリーダー、ルミは悪霊の気が漂う存在として、自らが悪霊扱いされるのではないかと恐れ、その事実を隠している。サジャ・ボーイズのリーダー、ジヌは避けがたい過去により悪霊の道を選んだ存在であり、互いに敵対しながらも共感を深め、自身を見出していく。

本作は、KPOPが描く希望に満ちたテーマを、成長物語のアニメーションとして見事に紡いでいると評価されている。
6月20日にNetflixで公開され、アン・ヒョソプ、イ・ビョンホンなどの著名な俳優陣が声優に務めるとともに優れた演出、音楽により世界中で話題となった。
Netflixでは、4週連続でグローバルTOP10映画(英語)部門の1位を獲得するなど好成績を収めた。先月24日には公開34日目に856点を記録し、43カ国で1位、さらにアメリカやイギリスなどの英語圏でも1週間以上1位に輝いた。
なお現在も、Netflix映画『俺は飛ばし屋/プロゴルファー・ギル2』に次いで2位を維持している。
主題歌も大ヒット…米音楽界を席巻
優れた完成度で知られる主題歌も多くの支持を集めている。16日付ビルボードHOT100チャートでは、主題歌「Golden」が2位にランクインする見込みだ。

ビルボードHOT100チャートは、フィジカルシングルやデジタル楽曲の販売量、ストリーミング数、ラジオエアプレイ回数、YouTube再生回数などを合算して楽曲の順位を決定するチャートである。特にラジオエアプレイ回数は、聴取者層が高年齢であるため、保守的な順位になりがちである。このため「Golden」はラジオエアプレイの影響がほとんどなく、不利な条件下で評価されている。
「Golden」の1位達成は、驚異的なストリーミング数の証でもある。2日にはストリーミング数が12%上昇し、2,570万に達し、ビルボード「ストリーミングソングチャート」で4週連続1位の栄光を手にした。
さらに、これまで1位を維持していたアレックス・ウォーレンの「Ordinary」は、アメリカの白人に人気のカントリー・ミュージックであるため、今回の1位は大きな意義を持つ。
「Golden」が1位に輝いたことで、複数の記録が更新された。アメリカの映画専門メディア「ディスカッシング・フィルム」によれば、今回の1位はKPOP女性アーティストとして初の快挙で、世界的ガールズグループ「デスティニーズ・チャイルド」以来24年ぶりだという。さらに近年10年間でアニメ映画としては2番目の1位となる。

その他の主題歌も高順位を誇っている。物語中、サジャボーイズが歌う「your idol」はビルボードHOT100チャートで8位にランクインし、また、シングルではなくアルバム単位で順位を競うビルボード200チャートでは、「KPOPデーモン・ハンターズ・サウンドトラック」アルバムが2位となった。
『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』は、Netflixオリジナルアニメーションとして、ソニー・ピクチャーズ アニメーションをはじめ、コロンビア・ピクチャーズ、クリエイティブBCが協力して制作した野心的な作品である。
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